問題
音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1. | 聴覚の刺激となる音には、鼓膜を通じた空気の振動による音と、頭蓋骨など骨を通じて伝わる音がある。 |
2. | 周波数とは、音波の波長を示す。 |
3. | 音は内耳の有毛細胞から聴神経を経て大脳に伝わり、音として認識される。 |
4. | 人の聴覚が最も敏感な周波数は、4,000Hz付近である。 |
5. | 音声の主要周波数範囲は、100~4,000Hzである。 |
回答と解説動画
正解は(2)
- 聴覚の刺激となる音には、鼓膜を通じた空気の振動による音と、頭蓋骨など骨を通じて伝わる音がある
→ 正しい。- 空気伝導:外耳→鼓膜→耳小骨→内耳の経路。
- 骨伝導:頭蓋骨の振動が直接内耳に伝達。
- 周波数とは、音波の波長を示す
→ 誤り。- 周波数:1秒間の振動数(単位:Hz)。
- 波長:1振動で進む距離(周波数と音速から計算:波長=音速÷周波数)。
- 音は内耳の有毛細胞から聴神経を経て大脳に伝わり、音として認識される
→ 正しい。- 蝸牛内の有毛細胞が振動を電気信号に変換→聴神経→大脳皮質で認識。
- 人の聴覚が最も敏感な周波数は、4,000Hz付近である
→ 正しい。- 聴力検査で重要。騒音性難聴も4,000Hz付近から低下が始まる。
- 音声の主要周波数範囲は、100~4,000Hzである
→ 正しい。- 会話音域(特に500~2,000Hz)が中心。4,000Hz以上は子音の識別に影響。
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