問題
情報機器作業に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1. | 一連続作業時間は90分を超えないようにする。 |
2. | グレア防止用の照明器具を用いる。 |
3. | 最も多い自覚症状は、眼の調節機能の低下や疲労、痛み、充血等である。 |
4. | 高齢者は眼の調節力の低下があるため、作業に必要な照度に関して配慮が必要である。 |
5. | ディスプレイを用いる場合の書類及びキーボード上における照度は300lx以上とする。 |
回答と解説動画
正解は(1)
1.一連続作業時間は90分を超えないようにする
→ 不適当
厚生労働省のガイドラインでは、情報機器の連続作業時間は「1時間(60分)以内」とされています。90分は長すぎるため誤りです。
連続作業時間は1時間以内とし、1時間ごとに10~15分程度の作業休止時間を設けることが望ましい。
出典:厚生労働省「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」より抜粋
2.グレア防止用の照明器具を用いる
→ 正しい
グレア(まぶしさ)を防ぐため、グレア防止型の照明器具や反射防止フィルターの使用が推奨されています。
3.最も多い自覚症状は、眼の調節機能の低下や疲労、痛み、充血等である
→ 正しい
情報機器作業で最も多い自覚症状は、眼精疲労や調節機能の低下、充血、痛みなどです。
4.高齢者は眼の調節力の低下があるため、作業に必要な照度に関して配慮が必要である
→ 正しい
高齢者は調節力が低下するため、若年者より高い照度が必要となり、作業環境での配慮が求められます。
5.ディスプレイを用いる場合の書類及びキーボード上における照度は300lx以上とする
→ 正しい
書類やキーボードの照度は300ルクス(lx)以上とすることが基準であり、ビル管理士試験でもよく問われます。
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