問題
ガスの供給と取扱いに関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
1. | 厨房がガス臭いので、ガスを排出するため直ちに換気扇を起動した。 | ||
2. | 都市ガス及びLPガスは、1,000倍に希釈しても臭いを感知できる付臭剤の添加が、法令で義務付けられている。 | ||
3. | 地震後、ガスのマイコンメータの復帰ボタンを押したら赤いランプが点滅したが、ガス機器に異常がなさそうなので使用開始した。 | ||
4. | 土中から建築物にガス管を引き込む際、耐震のため絶縁継手を設置することが必要である。 | ||
5. | LPガス容器は、常時50℃以下の直射日光の当たらない場所に設置する。 |
回答
正解は(2)
1.厨房がガス臭いので、ガスを排出するため直ちに換気扇を起動した。
→不適当
ガス漏れが疑われる場合、換気扇を起動するとスイッチの火花で引火の危険があります。まずはガスの元栓を閉め、火気を避けて自然換気する必要があります。
2.都市ガス及びLPガスは、1,000倍に希釈しても臭いを感知できる付臭剤の添加が、法令で義務付けられている。
→正しい
都市ガス・LPガスともに、漏れを早期に検知できるよう、付臭剤の添加が法律で義務付けられています。
3.地震後、ガスのマイコンメータの復帰ボタンを押したら赤いランプが点滅したが、ガス機器に異常がなさそうなので使用開始した。
→不適当
赤いランプが点滅している場合は安全装置が作動していることを示すため、点滅が消えるまでガスを使用してはいけません。
4.土中から建築物にガス管を引き込む際、耐震のため絶縁継手を設置することが必要である。
→不適当
絶縁継手は耐震とは関係なく、電気防食や異種金属の接触防止に用いられるため、耐震のために設置するものではありません。
5.LPガス容器は、常時50℃以下の直射日光の当たらない場所に設置する。
→不適当
LPガス容器は40℃以上の高温にならず、損傷・劣化せず安全に使用できる場所に設置しなければなりません。

マイナーな知識が多いですが、選択肢2は一般常識的な知識でもあるので、正解はしやすいと思います。
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