ビル管理士 2024年(R6年) 問28  過去問の解説【建築物の環境衛生】

内容に誤りがあった場合は、お手数ですがコメント欄で教えて頂けると助かります。

問題

健常者が呼吸及び脈拍の増加やめまいを起こす酸素濃度として、最も適当なものは次のうちどれか。

1.20~18%
2.17~16%
3.11~10%
4.7~6%
5.4%以下
created by Rinker
¥2,200 (2025/06/20 09:31:41時点 Amazon調べ-詳細)

回答と解説動画

正解は(2)

1. 20~18%
→正しいです。
ただし、18%未満を「酸素欠乏状態」と定義しますが、健常者に呼吸や脈拍の増加、めまいなどの症状が出るのは、一般的に16%以下からです。

2. 17~16%
→正しいです。
医学的には、健常者に酸素欠乏による症状(呼吸・脈拍の増加、めまいなど)が現れるのは概ね16%以下とされています。17~16%の範囲で症状が現れ始めることが多いです。

3. 11~10%
→正しいです。この濃度では、呼吸困難・意識障害・筋力低下などが現れやすくなります。

4. 7~6%
→正しいで。この濃度では、数分以内に意識消失や生命の危険が生じます。

5. 4%以下
→正しいです。1回の呼吸でも死に至る危険性があります。

ポイント

  • 酸素濃度の基準値:18%未満を「酸素欠乏状態」と定義しますが、症状が現れるのは16%以下からです。
  • 症状の進行:16%を下回ると、呼吸・脈拍の増加、めまい、頭痛、筋力低下などが現れます。
  • 低酸素濃度の危険性:10%以下では意識障害や生命の危険が高まります。
酸素濃度(%)主な症状・人体への影響備考・試験ポイント
21大気中の酸素濃度、通常の状態
18酸素欠乏症等防止規則における「酸素欠乏」の基準18%未満で酸素欠乏状態と定義
16~17呼吸・脈拍増加、めまい健常者でも自覚症状が現れ始める
15~14労働困難・注意力・判断力低下
11~10呼吸困難、眠気、動作が鈍くなる意識障害やけいれんも生じる
7~6感覚鈍重、知覚失う、顔色が悪い・口唇が青紫色生命の危険が高まる
4以下40秒以内に知覚を失い、卒倒極めて危険

解説動画

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次