問題
ダニに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1. | ヒゼンダニは、ヒトの皮下に内部寄生するダニ類として知られている。 |
2. | ヤケヒョウヒダニは、アレルゲンとなることが知られている。 |
3. | カベアナタカラダニは、ヒトを刺さない。 |
4. | ミナミツメダニは、捕食性のダニである。 |
5. | マダニの顎体部には、脚が付属している。 |
回答と解説動画
正解は(5)
本問はダニの種類や特徴に関する知識が無いと解けません。詳しくは以下の記事を確認してください。
1.ヒゼンダニは、ヒトの皮下に内部寄生するダニ類として知られている。
→正しい
ヒゼンダニは、ヒトの角質層内に寄生する内部寄生性のダニです。吸血はしませんが、疥癬(かいせん)という皮膚病の原因となります。
2.ヤケヒョウヒダニは、アレルゲンとなることが知られている。
→正しい
ヒョウヒダニ類は、室内塵中に多く生息し、その死骸や糞が気管支喘息やアトピー性皮膚炎のアレルゲンとなることが知られています。
3.カベアナタカラダニは、ヒトを刺さない。
→正しい
カベアナタカラダニは、主に春に建物の壁面などに発生するダニで、見た目の不快感を与えるものの、人を刺したり吸血することはありません。
4.ミナミツメダニは、捕食性のダニである。
→正しい
ツメダニ類は、他のダニやチャタテムシなどを捕食しますが。吸血はしませんが、人を刺してかゆみを生じさせることもあります。
5.マダニの顎体部には、脚が付属している。
→不適当
ダニの体は、口器を含む「顎体部」と、それ以外の部分である「胴体部」に大きく分けられます。脚は胴体部についています。
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