問題
硬性床材の特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1. | 大理石は、耐アルカリ性に乏しい。 |
2. | テラゾは、耐酸性に乏しい。 |
3. | セラミックタイルは、耐摩耗性に乏しい。 |
4. | 花崗岩(かこうがん)は、耐熱性に乏しい。 |
5. | 目地のモルタルは、耐酸性に乏しい。 |
回答と解説動画
正解は(3)
1.大理石は、耐アルカリ性に乏しい。
→正しい
大理石は炭酸カルシウムを主成分としており、アルカリだけでなく酸にも弱いため、薬品や洗剤は中性のものを使用します。
2.テラゾは、耐酸性に乏しい。
→正しい
テラゾとは、大理石や花崗岩などの石材を砕いて砕石状にし、セメントや樹脂と混ぜて固めた人造石のことです。酸性の洗剤を使うと溶解させるため使用できません。
3.セラミックタイルは、耐摩耗性に乏しい。
→不適当
セラミックタイルは、土や石などの無機物を高温で焼き固めたもので、耐久性が高く、耐摩耗性にも優れています。
4.花崗岩(かこうがん)は、耐熱性に乏しい。
→正しい
花崗岩は、非常に硬く、アルカリ、酸、油などに耐性もありますが、耐熱性に乏しいです。
5.目地のモルタルは、耐酸性に乏しい。
→正しい
目地に用いられるセメントモルタルは酸に弱く、酸性洗剤で劣化する可能性があります。
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