問題
給水及び排水の管理に関する用語の組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
1. | 水槽照度率 | 水槽外照度に対する水槽内照度の割合 |
2. | スカム | 排水槽内の浮上物質 |
3. | 金属の不動態化 | 酸化被膜の生成 |
4. | 給湯循環ポンプの背圧 | ポンプの吐出し側にかかる圧力 |
5. | 異臭味 | 藻類や放線菌による産生 |
回答と解説動画
正解は(4)
1.水槽照度率 水槽外照度に対する水槽内照度の割合
→正しい
水槽照度率は、水槽外(外部)の照度に対する水槽内(内部)の照度の割合を示す指標で、単位は[%]です。
藻の発生を抑制するために、通常は0.1%以下に保つことが推奨されています。
2.スカム 排水槽内の浮上物質
→正しい
スカムは、排水槽や浄化槽の水面に浮かぶ浮上物質のことです。
3.金属の不動態化 酸化被膜の生成
→正しい
金属の不動態化とは、金属の表面に酸化被膜が形成され、その被膜が内部の金属を腐食から保護する現象を指します。
4.給湯循環ポンプの背圧 ポンプの吐出し側にかかる圧力
→不適当
「背圧」とは、循環ポンプの吸込側にかかる圧力のことをいいます。なお、給湯用循環ポンプは、背圧に耐えるものを選定しなくてはいけません。
5.異臭味 藻類や放線菌による産生
→正しい
異臭味は、藻類や放線菌などの微生物によって産生されることが多いです。
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