問題
建築物環境衛生管理基準に基づく飲料水に関する衛生上必要な措置等における次の記述のうち、誤っているものはどれか。
| 1. | 飲料水として供給する水については、飲用目的だけでなくこれに類するものとして、炊事用、手洗い用その他、人の生活の用に水を供給する場合も含めることとされている。 |
| 2. | 水道事業者が供給する水(水道水)以外の地下水等を原水とする場合にも、水道水と同様の水質を確保し、塩素消毒等を行うことが必要である。 |
| 3. | 貯湯槽の清掃は、1年以内ごとに1回、定期に行う。 |
| 4. | 使用開始後の飲料水の水質検査は、原水が水道水の場合と地下水の場合、項目と頻度は同じである。 |
| 5. | 遊離残留塩素の検査を7日以内ごとに1回、定期に行う。 |
回答と解説動画
正解は（4）
1．飲料水として供給する水については、飲用目的だけでなくこれに類するものとして、炊事用、手洗い用その他、人の生活の用に水を供給する場合も含めることとされている。
→ 正しい
「飲料水」には、飲用だけでなく炊事用、手洗い用など、人の生活の用に供給する水も含まれます。
2．水道事業者が供給する水(水道水)以外の地下水等を原水とする場合にも、水道水と同様の水質を確保し、塩素消毒等を行うことが必要である。
→ 正しい
水道水以外の地下水や井戸水を原水とする場合も、水道法の水質基準に適合し、塩素消毒などの衛生措置を講じる必要があります。
3．貯湯槽の清掃は、1年以内ごとに1回、定期に行う。
→ 正しい
貯湯槽（給湯用の水槽）も、貯水槽と同様に1年以内ごとに1回、定期に清掃することが求められています。
4．使用開始後の飲料水の水質検査は、原水が水道水の場合と地下水の場合、項目と頻度は同じである。
→ 不適当
水道水を原水とする場合と、地下水等を原水とする場合では、水質検査の項目や頻度が異なります。地下水等の場合は検査項目が多く、頻度も高くなります。
5．遊離残留塩素の検査を7日以内ごとに1回、定期に行う。
→ 正しい
遊離残留塩素の検査は、7日以内ごとに1回、定期に実施することが定められています。
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