問題
音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
| 1. | 音は最終的に聴神経を経て大脳に伝わり音として認識される。 |
| 2. | 同じ音でも、聞く人によって、快適な音になったり、騒音になったりする。 |
| 3. | ヒトが聞き取ることができる音の周波数帯は、およそ20Hz～20kHz程度と言われている。 |
| 4. | 音の伝達において気導とは、空気の振動による音が鼓膜を通じて伝達されることである。 |
| 5. | 騒音職場などの定期健康診断における聴力検査では、スクリーニングとして500Hzと2,000Hzの聴力レベルが測定される。 |
回答と解説動画
正解は（5）
1．音は最終的に聴神経を経て大脳に伝わり音として認識される
→正しい
音は空気の振動として耳介で捉えられ、外耳道→鼓膜→耳小骨→蝸牛→聴神経を経て大脳皮質側頭葉で音として認識される。
2．同じ音でも、聞く人によって、快適な音になったり、騒音になったりする
→正しい
音の快・不快の感じ方は個人差があり、同じ音でも人によって騒音と感じるかどうかが異なる。
3．ヒトが聞き取ることができる音の周波数帯は、およそ20Hz～20kHz程度と言われている
→正しい
ヒトの可聴域は一般に20Hzから20,000Hz（20kHz）とされている。
4．音の伝達において気導とは、空気の振動による音が鼓膜を通じて伝達されることである
→正しい
気導は、空気の振動が外耳道を通り鼓膜を振動させ、耳小骨→蝸牛→聴神経へと伝わる経路を指す。
5．騒音職場などの定期健康診断における聴力検査では、スクリーニングとして500Hzと2,000Hzの聴力レベルが測定される
→不適当
労働安全衛生法で定める定期健康診断の聴力検査（選別聴力検査）では、1,000Hzと4,000Hzの2つの周波数で聴力レベルを測定する。500Hzと2,000Hzは用いられない。
ポイント
ビル管理士試験では、音の伝達経路や聴力検査の基準周波数など、細かな知識が問われるため、正確に覚えておくことが重要です。
解説動画
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