問題
環境衛生に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
| 1. | 許容濃度は一般環境の基準として用いてはならない。 |
| 2. | (公社)日本産業衛生学会は、労働者の有害物質による健康障害を予防するために許容濃度を公表している。 |
| 3. | 許容濃度以下であれば、ほとんど全ての労働者に健康上の悪い影響が見られないと判断される。 |
| 4. | 有害物の曝露量と集団の反応率との関係を、量-影響関係という。 |
| 5. | 学校における環境衛生の基準は、学校保健安全法で定められている。 |
解答と解説動画
正解は(4)
1.許容濃度は一般環境の基準として用いてはならない。
→正しい
許容濃度は労働者の作業環境の基準であり、一般環境の基準として用いるものではありません。
2.(公社)日本産業衛生学会は、労働者の有害物質による健康障害を予防するために許容濃度を公表している。
→正しい
日本産業衛生学会は労働者の健康障害防止を目的に許容濃度を勧告・公表しています。
3.許容濃度以下であれば、ほとんど全ての労働者に健康上の悪い影響が見られないと判断される。
→正しい
許容濃度は「ほとんど全ての労働者に健康上の悪影響が見られない」とされる基準値です。
4.有害物の曝露量と集団の反応率との関係を、量-影響関係という。
→不適当
曝露量と集団の反応率との関係は「量-反応関係」と呼ばれます。「量-影響関係」は有害物の負荷量と個体レベルにおける障害などの程度の関係を示すものとなっています。
5.学校における環境衛生の基準は、学校保健安全法で定められている。
→正しい
学校保健安全法に基づき、文部科学大臣が「学校環境衛生基準」を策定しています。
学校保健安全法 第六条
文部科学大臣は、学校における換気、採光、照明、保温、清潔保持その他環境衛生に係る事項について、児童生徒等及び職員の健康を保護する上で維持されることが望ましい基準を定めるものとする。
学校環境衛生基準の検査項目も出題されますので、余裕があれば以下の表の太字の部分を覚えておきましょう。
参考過去問:令和2年問14
学校環境衛生基準
- 換気
- 温度
- 相対湿度
- 浮遊粉じん
- 気流
- 二酸化窒素
- 一酸化炭素
- 揮発性有機化合物
- ダニ又はアレルゲン
- 照度
- まぶしさ
- 騒音レベル
- 飲料水の水質・設備
- 学校の清潔
- ねずみ・衛生害虫の生息
- プールの水質・設備
解説動画
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