問題
ダニに関する下記の文章に該当する種類として、最も適当なものは次のうちどれか。
梅雨時などの高温・多湿時に、畳や保存食品から大発生する場合がある。ヒトを刺したり吸血することはなく、アレルゲンとしての重要性も比較的低いが、大量発生により不快感や恐怖感を与えることがある。
1. | フトツメダニ |
2. | カベアナタカラダニ |
3. | ワクモ |
4. | ケナガコナダニ |
5. | コナヒョウヒダニ |
回答と解説動画
正解は(4)
本問はダニの種類や特徴に関する知識が無いと解けません。詳しくは以下の記事を確認してください。
1.フトツメダニ
→不適当
ツメダニは他のダニやチャタテムシ等を捕食する肉食性のダニで、動物吸血性はありません。ただし、まれに人を刺すこともあります。
2.カベアナタカラダニ
→不適当
春から初夏にかけて屋外の壁などで見られる真っ赤なダニで、人に不快感を与えるが直接的な被害は無い。
3.ワクモ
→不適当
ワクモはダニの一種で、鶏などの鳥類に寄生し、時に人も刺すことがあります。吸血性であり、アレルゲンにもなります。
4.ケナガコナダニ
→正しい
ケナガコナダニは保存食品や新しい畳などから発生することがあります。人を刺さず、アレルゲン性も比較的低いですが、大量発生によって不快感や恐怖感を与えます。
5.コナヒョウヒダニ
→不適当
ヒョウヒダニ類は、室内の塵やヒトのフケなどを食べるが、ヒトから吸血はしない。大発生した際、死骸、糞がアレルゲンとなる。
コナヒョウヒダニが増える温湿度条件は、ヒトが快適に生活できる条件とほぼ一致している。
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