問題
ゴキブリに関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
1. | ゴキブリは、集団よりも単独で生活するほうが発育は早い。 |
2. | 8か所に5日間設置した粘着トラップに捕獲されたゴキブリの総数が200匹であった場合のゴキブリ指数は、25である。 |
3. | ゴキブリは食べ物に対する好みがあり、特定のものだけを喫食する。 |
4. | ゴキブリは、危険が迫ると警戒フェロモンを分泌する。 |
5. | 屋内に生息するゴキブリでも、東北地方や関東地方の屋外で越冬できる種類が知られている。 |
回答と解説動画
正解は(5)
本問はゴキブリの種類や特徴に関する知識が無いと解けません。詳しくは以下の記事を確認してください。
1.ゴキブリは、集団よりも単独で生活するほうが発育は早い。
→不適当
ゴキブリの糞には集合フェロモンが含まれており、これが他のゴキブリを呼び寄せる役割を果たします。
また、ゴキブリは集団で生活することで、食料の確保や外敵からの防御が容易になり、結果的に発育が早まると考えられています。
2.8か所に5日間設置した粘着トラップに捕獲されたゴキブリの総数が200匹であった場合のゴキブリ指数は、25である。
→不適当
ゴキブリ指数は、1トラップ、1日あたりに捕獲できるゴキブリの数です。
問題文のケースだと以下のような式になります。
200匹 ÷ (8か所×5日)= 5
よって、25は誤りでゴキブリ指数は5になります。
よって指数は5であり、「25」というのは誤りです。
3.ゴキブリは食べ物に対する好みがあり、特定のものだけを喫食する。
→不適当
ゴキブリは雑食性であり、有機物ならほとんどなんでも食べます。
4.ゴキブリは、危険が迫ると警戒フェロモンを分泌する。
→不適当
ゴキブリは集合フェロモンや分散フェロモンを出しますが、警戒フェロモンのような危険を知らせるフェロモンは分泌しません。
5.屋内に生息するゴキブリでも、東北地方や関東地方の屋外で越冬できる種類が知られている。
→正しい
たとえば、ヤマトゴキブリのように屋内性が強いとされる種でも、環境条件によって屋外で越冬する例が報告されています。
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