問題
建築物内の清掃作業等に必要な人員算定として、正しいものは次のうちどれか。
作業場所は、専用区域の「役員室及び会議室」と「事務室」であり、1日の作業回数は1回として必要作業人員を求める。
作業面積を標準作業量で除した値が1時間当たりの必要作業人員であり、1回の作業時間は2.5時間である。
標準作業量には、準備、移動、清掃・ごみ収集、後始末の作業が含まれる。

1. | 5人 |
2. | 8人 |
3. | 10人 |
4. | 12人 |
5. | 15人 |
回答と解説動画
正解は(4)
まずは与えられた情報をまとめます。
- 役員室及び会議室(タイルカーペット):作業面積380m²、標準作業量95m²/(人・h)、1日1回
- 事務室(タイルカーペット):作業面積5,200m²、標準作業量200m²/(人・h)、1日1回
- 1回の作業時間:2.5時間
作業人員の計算手順は以下の通りです。
①一人で役員室及び会議室の清掃をした場合に必要な時間を求める。
- 1人が1時間にできる面積:95m²
- 合計床面積:380m²
- 必要時間:380 ÷ 95 = 4時間
②一人で事務室の清掃をした場合に必要な時間を求める。
- 1人が1時間にできる面積:200m²
- 合計床面積:5,200m²
- 必要時間:5,200 ÷ 200 = 26時間
③一人で清掃した場合の合計時間を求める
- ①、②より4 + 26 = 30時間
④2.5時間で作業を終わらせるために必要な人数を求める
- 30 ÷ 2.5 = 12
以上より、4.12人が正しいことなります。
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