ビル管理士 2023年(R5年) 問145　 過去問の解説【清掃】

問題

建築物清掃の資機材保管庫に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

回答と解説動画

正解は（4）

1．照明設備、空気調和設備等を設けるとともに、衛生面にも配慮して手洗場などを設ける。
→正しい
照明や空調を整えることで作業環境の安全性と快適性が確保され、衛生面でも手洗場などの設置は望ましいとされています。

2．清掃作業を効率的に進めるには、建築物の規模に見合った専用の資機材保管庫が必要である。
→正しい
建物の規模に合った保管スペースがないと、必要な資機材が不足したり作業の非効率を招くため、適切な規模が必要です。

3．設置位置は、エレベーターなどに近く、資機材の移動が容易に行える場所とする。
→正しい
移動距離が短いほど清掃作業の効率が上がるため、エレベーターや主要動線近くの設置が望ましいです。

4．資機材の保管のしやすさを考慮し、建築物の規模・形態に関わらず、資機材保管庫は1箇所に集約する。
→不適当
大規模または複雑な構造の建物では1か所だけの保管庫では対応が困難です。適切な場所に分散して複数設置することで作業の効率性が上がります。

5．床や壁面を不浸透性材料にする。
→正しい
掃除用具は濡れていることも多いため、液体が染み込まない不浸透性の床材のほうが衛生的に保管できるため望ましいです。

解説動画