問題
乾球温度0℃、比エンタルピー4kJ/kg(DA)の外気と、乾球温度22℃、比エンタルピー39kJ/kg(DA)の室内空気を2:3の割合で混合した後の乾球温度と比エンタルピーの組合せとして、最も適当なものは次のうちどれか。
乾球温度[℃] | 比エンタルピー[kJ/kg(DA)] | |
1. | 8.8 | 18 |
2. | 13.2 | 25 |
3. | 8.8 | 21 |
4. | 18.3 | 21 |
5. | 13.2 | 18 |
回答と解説動画
正解は(2)
混合後の乾球温度と比エンタルピーは、比率加重平均で計算します。
乾球温度の計算
混合後の乾球温度は、
(外気の乾球温度 × 外気の比)+(室内空気の乾球温度 × 室内空気の比)を、比の合計で割った値
で求めます。
- 外気: 乾球温度0℃、比2
- 室内空気: 乾球温度22℃、比3
$$ \text{混合後の乾球温度} = \frac{(0℃ \times 2) + (22℃ \times 3)}{2 + 3} = \frac{0 + 66}{5} = 13.2℃ $$
比エンタルピーの計算
混合後の比エンタルピーは、
(外気の比エンタルピー × 外気の比)+(室内空気の比エンタルピー × 室内空気の比)を、比の合計で割った値
で求めます。
- 外気: 比エンタルピー4kJ/kg(DA)、比2
- 室内空気: 比エンタルピー39kJ/kg(DA)、比3
$$ \text{混合後の比エンタルピー} = \frac{(4 \times 2) + (39 \times 3)}{2 + 3} = \frac{8 + 117}{5} = \frac{125}{5} = 25 \, \text{kJ/kg(DA)} $$
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