問題
躯体蓄熱システムに関する次の文章の( )内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。
躯体蓄熱システムにより蓄熱槽や熱源機器の容量が低減されるが、氷蓄熱に比べ、熱損失が( ア )、蓄熱投入熱量比が( イ )。また、放熱時の熱量制御は( ウ )である。
ア | イ | ウ | |
1. | 大きく | 大きい | 容易 |
2. | 小さく | 大きい | 容易 |
3. | 大きく | 小さい | 容易 |
4. | 小さく | 大きい | 困難 |
5. | 大きく | 小さい | 困難 |
回答と解説動画
正解は(5)
ア:熱損失
躯体蓄熱はコンクリートなど建物の構造体に熱を蓄えるため、断熱が不十分な場合、外部への熱損失が大きくなりやすいです。
氷蓄熱は専用の断熱蓄熱槽を使うため、熱損失は比較的小さいです。
→ ア=大きく
イ:蓄熱投入熱量比
「蓄熱投入熱量比」とは、投入した熱量に対して実際に利用できる熱量の割合です。
躯体蓄熱は放熱制御が難しく、利用できる熱量の割合(蓄熱投入熱量比)は小さくなりがちです。
氷蓄熱は蓄熱・放熱の制御がしやすく、投入熱量比は比較的大きくなります。
→ イ=小さい
ウ:放熱時の熱量制御
躯体蓄熱はコンクリートなどの熱伝導・放熱速度が遅く、放熱量の細かい制御が困難です。
→ ウ=困難
解説動画
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