問題
防除に用いる機器類と薬剤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1. | 隙間や割れ目等の細かな部分に粉剤を処理する場合には、電動散粉機を使用する。 | ||
2. | 噴霧器のノズルから噴射される薬液の噴射パターンの一つとして、扇型がある。 | ||
3. | ミスト機は、汚水槽の蚊やチョウバエの防除に使用される。 | ||
4. | 液化炭酸ガス製剤には、有機溶媒や水は使用されていない。 | ||
5. | 粘着式殺虫機は、昆虫の死骸が周囲に落ちることが少ない。 |
回答と解説動画
正解は(1)
1.隙間や割れ目等の細かな部分に粉剤を処理する場合には、電動散粉機を使用する。
→不適当
電動散粉機は広い面積に均一に粉剤を散布する装置であり、隙間や割れ目などの局所的な処理には適していません。細かい部分には手動散粉機が用いられます。


2.噴霧器のノズルから噴射される薬液の噴射パターンの一つとして、扇型がある。
→正しい
噴霧器のノズルは扇型や円錐型など複数のパターンがあり、扇型は広い範囲に均一に薬液を散布する際に使われます。
3.ミスト機は、汚水槽の蚊やチョウバエの防除に使用される。
→正しい
ミスト機は微細な薬剤粒子を空間に噴霧する装置で、汚水槽内など飛翔する蚊やチョウバエの防除に適しています。
4.液化炭酸ガス製剤には、有機溶媒や水は使用されていない。
→正しい
液化炭酸ガス製剤は、薬剤を炭酸ガスの圧力で噴霧するタイプで、有機溶媒や水を使用しません。

5.粘着式殺虫機は、昆虫の死骸が周囲に落ちることが少ない。
→正しい
粘着式殺虫機は粘着シートに昆虫が捕獲されるため、死骸が飛び散ることが少ない利点があります。
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