問題
クマネズミに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1. | 警戒心が強く、粘着トラップによる防除が難しい。 | ||
2. | 都心のビル内では、優占種となっている。 | ||
3. | 運動能力に優れており、電線やロープを渡ることができる。 | ||
4. | ドブネズミと比べて雑食の傾向が強い。 | ||
5. | 尾は体長より長く、耳は大きくて折り返すと目をおおう。 |
回答と解説動画
正解は(4)
1.警戒心が強く、粘着トラップによる防除が難しい。
→正しい
クマネズミは非常に警戒心が強いため、捕獲が難しく、防除には工夫が必要です。
2.都心のビル内では、優占種となっている。
→正しい
都市部では、クマネズミが他のネズミに比べて多く見られる傾向があります。
3.運動能力に優れており、電線やロープを渡ることができる。
→正しい
クマネズミは運動能力が高く、高所を移動する能力に優れています。
4.ドブネズミと比べて雑食の傾向が強い。
→不適当
ドブネズミの方が雑食性が強く、食性は幅広いです。クマネズミは果物や穀類を好む傾向があります。
5.尾は体長より長く、耳は大きくて折り返すと目をおおう。
→正しい
クマネズミの特徴を正確に表しています。
各ネズミの特徴
- クマネズミ
- 大きさは3種の中で中程度
- 警戒心が強い
- 殺鼠剤が効きにくい(感受性が低い)
- 都心のビル内で優占種となっている
- しっぽが体調より長く、耳も大きい
- 雑食性だが、穀物や種子など植物質のものを好む
- 運動能力に優れ、パイプなどを使った垂直移動もできる
- ドブネズミ
- 大きさは3種の中で一番大きい
- 警戒心は中くらい
- 性格は獰猛
- 泳ぐことが得意
- 雑食性で動物タンパク質を好む
- 床下や土中に巣を作ることが多い
- ハツカネズミ
- 大きさは3種の中で一番小さい
- 警戒心は弱い
- 殺鼠剤には強い
- 種子食性
- 農村地帯や港湾地域に分布しており、稀に家屋に浸入することもある
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