問題
床維持剤に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
1. | 剥離剤は、酸の作用で、樹脂床維持剤の皮膜を溶解する。 | ||
2. | フロアポリッシュは、物理的・化学的方法により、容易に除去できない。 | ||
3. | 剥離剤の使用後は、すすぎ拭きを十分に行ってから、樹脂床維持剤を再塗布する。 | ||
4. | フロアオイルは、主に表面加工された木質系床材の保護のために用いられる。 | ||
5. | 床維持剤には、乳化性フロアポリッシュが多く使われている。 |
回答と解説動画
正解は(3)
1. 剥離剤は、酸の作用で、樹脂床維持剤の皮膜を溶解する。
→不適当
樹脂床維持剤の皮膜を溶解するには、アルカリ性の剥離剤を使用します。
2. フロアポリッシュは、物理的・化学的方法により、容易に除去できない。
→不適当
フロアポリッシュは、物理的・化学的方法により容易に除去可能です。容易に除去できないのはフロアシーラです。
3. 剥離剤の使用後は、すすぎ拭きを十分に行ってから、樹脂床維持剤を再塗布する。
→正しい
剥離作業後に床面に剥離剤成分が残ると、再塗布した床維持剤の密着性や仕上がりに悪影響が出るため、十分なすすぎが必要です。
4. フロアオイルは、主に表面加工された木質系床材の保護のために用いられる。
→不適当
フロアオイルは、表面加工されていない木質床材に使用されます。
5. 床維持剤には、乳化性フロアポリッシュが多く使われている。
→不適当
主流は水性ポリマータイプのフロアポリッシュです。
床維持剤の種類
- フロアポリッシュ(化学的・物理的に容易に除去できるタイプの床維持剤)
- 水性ポリマータイプ(主流)
- 水性ワックスタイプ
- 乳化性ワックスタイプ
- 油性ワックスタイプ
- フロアシーラ(化学的・物理的に容易に除去できないタイプの床維持剤)
- フロアオイル(表面加工されていない木質系床材の保護に用いるオイルのこと。常温で液体である。)
解説動画
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