ビル管理士 2020年(R2年) 問180  過去問の解説【ねずみ、昆虫等の防除】

内容に誤りがあった場合は、お手数ですがコメント欄で教えて頂けると助かります。

問題

害虫や薬剤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.害虫の薬剤に対する抵抗性の発達を抑制するために、作用機構の異なる薬剤のローテーション処理を行う。
2.有機塩素系の殺虫成分を含有する製剤が、ハエ類の駆除に用いられている。
3.炭酸ガス製剤は、有機溶剤に溶解させた有効成分を液化炭酸ガスと混合した製剤である。
4.昆虫等に対する不快感の程度は、第三者による客観的な判断が困難である。
5.メイガ類の幼虫は、小麦粉で作られた菓子を加害することがある。

⇒偏差値43の高卒でも電験三種やビル管理士に一発合格できた資格の勉強で大事なこと7選

回答と解説動画

正解は(3)

1.害虫の薬剤に対する抵抗性の発達を抑制するために、作用機構の異なる薬剤のローテーション処理を行う。
→正しい
薬剤抵抗性の発達を防ぐためには、同じ系統の薬剤を連続使用せず、異なる作用機構の薬剤を交替で使用するローテーション処理が有効です。

2.有機塩素系の殺虫成分を含有する製剤が、ハエ類の駆除に用いられている。
→正しい
有機塩素系殺虫剤は、健康面や環境への影響から使用が禁止されるようになりましたが、一部はハエの駆除などのために利用されています。(例:ジクロロベンゼン)

3.炭酸ガス製剤は、有機溶剤に溶解させた有効成分を液化炭酸ガスと混合した製剤である。
→不適当
炭酸ガス製剤は、有効成分を直接炭酸ガスに溶解させて、ガスボンベに封入して使うものです。有機溶剤は関係ありません。

有機溶剤は、有機化合物で、他の物質を溶かす性質を持つ液体です。

4.昆虫等に対する不快感の程度は、第三者による客観的な判断が困難である。
→正しい
不快害虫に対する感覚には個人差が大きいため、客観的評価は困難です。

5.メイガ類の幼虫は、小麦粉で作られた菓子を加害することがある。
→正しい
メイガ類の幼虫は、乾燥食品や粉製品を加害します。

解説動画

解説動画はまだありません

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次