問題
衛生害虫に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1. | カツオブシムシ類の幼虫は、乾燥食品や毛織物等を加害する。 | ||
2. | シバンムシアリガタバチの幼虫は、シバンムシの体表に寄生する。 | ||
3. | コナチャタテ類は、ドライフラワーなどから発生する。 | ||
4. | トコジラミは、シラミの仲間の吸血昆虫である。 | ||
5. | ノミはシラミと異なり、飢餓に耐えることができる。 |
回答と解説動画
正解は(4)
本問は衛生害虫の種類や特徴に関する知識が無いと解けません。詳しくは以下の記事を確認してください。
1.カツオブシムシ類の幼虫は、乾燥食品や毛織物等を加害する。
→正しい
カツオブシムシ類の幼虫は、乾燥食品(魚粉、鰹節など)や毛織物、標本類などを食害します。
2.シバンムシアリガタバチの幼虫は、シバンムシの体表に寄生する。
→正しい
シバンムシアリガタバチの幼虫は、シバンムシの幼虫の体表に外部寄生します。夏季に羽化すると、ヒトを刺す場合があります。
3.コナチャタテ類は、ドライフラワーなどから発生する。
→正しい
コナチャタテ類は乾燥植物やドライフラワーなどから発生することがあり、カビを餌としています。
4.トコジラミは、シラミの仲間の吸血昆虫である。
→不適当
トコジラミはカメムシの仲間であり、シラミとは分類が異なります。
ヒトを吸血し、激しいかゆみを伴う刺し傷を引き起こします。
5.ノミはシラミと異なり、飢餓に耐えることができる。
→正しい
ノミは比較的長期間吸血せずに生存できるのに対し、シラミは頻繁な吸血を必要とし、飢餓に弱いです。
解説動画
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