問題
ハエ類に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1. | イエバエの主要な発生源は、畜舎やゴミ処理場である。 | ||
2. | クロバエは、夏期によく見られる小型のハエである。 | ||
3. | ショウジョウバエやチョウバエ等は、走光性を示す種類が多い。 | ||
4. | 国内のハエ症では、食べ物と一緒に幼虫を飲み込み、腹痛などを起こす消化器ハエ症が最も多い。 | ||
5. | ノミバエの主要な発生源は、腐敗した動物質である。 |
回答と解説動画
正解は(2)
本問は衛生害虫の種類や特徴に関する知識が無いと解けません。詳しくは以下の記事を確認してください。
1.イエバエの主要な発生源は、畜舎やゴミ処理場である。
→正しい
イエバエは糞便や腐敗物などの有機物に好んで産卵し、畜舎やゴミ処理場などが主要な発生源になります。
2.クロバエは、夏期によく見られる小型のハエである。
→不適当
クロバエ類は気温の低い時期に発生する大型のハエです。
3.ショウジョウバエやチョウバエ等は、走光性を示す種類が多い。
→正しい
これらのハエは、光に引き寄せられる性質(走光性)を持つ種類が多く、夜間の照明などにも集まってきます。
4.国内のハエ症では、食べ物と一緒に幼虫を飲み込み、腹痛などを起こす消化器ハエ症が最も多い。
→正しい
日本では消化器ハエ症の報告が多く、食品に混入したハエの幼虫を摂取することで発症します。
5.ノミバエの主要な発生源は、腐敗した動物質である。
→正しい
ノミバエは腐敗した動物質(生ゴミ、排水溝の汚れ、浄化槽のスカムなど)に発生しやすいことで知られています。
解説動画
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