問題
建築物内廃棄物に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
1. | 家庭から排出される廃棄物より、事務所建築物から排出される廃棄物の方が、単位容積質量値は大きい。 | ||
2. | 厨芥とは、紙くずと雑芥を混合したものである。 | ||
3. | 感染性廃棄物は、長期間の保管を考慮して保管場所を決める。 | ||
4. | 建築物内に診療所がある場合は、建築物所有者が特別管理産業廃棄物管理責任者を置かなければならない。 | ||
5. | 紙くず類の収集は、一般にカンバス製のコレクタが用いられる。 |
回答と解説動画
正解は(5)
1.家庭から排出される廃棄物より、事務所建築物から排出される廃棄物の方が、単位容積質量値は大きい。
→不適当
単位容積質量とは、ある物質の一定の体積あたりの質量のことです。
家庭ごみは厨芥など水分の多いごみが含まれるため250kg/m3、事務所ごみは紙くず中心で100kg/m3程度なので、単位容積質量は家庭ごみのほうが大きくなる傾向があります。
2.厨芥とは、紙くずと雑芥を混合したものである。
→不適当
厨芥とは調理くずや食べ残しなど生ごみのことを指します。ちなみに、問題文にある雑芥とは、厨芥と紙くずを混合したものです。
3.感染性廃棄物は、長期間の保管を考慮して保管場所を決める。
→不適当
感染性廃棄物は感染リスクがあるため、長期保管は避け、速やかに処理・収集する必要があります。
4.建築物内に診療所がある場合は、建築物所有者が特別管理産業廃棄物管理責任者を置かなければならない。
→不適当
特別管理産業廃棄物の管理責任者は、その廃棄物を排出する事業者(=診療所側)が置かなければいけません。問題文では建築物所有者となっているため誤りです。
5.紙くず類の収集は、一般にカンバス製のコレクタが用いられる。
→正しい
紙くずは軽量であるため、カンバス製のコレクタが用いられます。

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