問題
清掃作業に使用する洗剤に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
1. | 表面洗剤は、界面活性剤を配合して、泡立ちやすいようにしてある。 | ||
2. | 洗剤に使用する界面活性剤は、陰イオン系と非イオン系に大別される。 | ||
3. | 界面活性剤は、液体の表面張力を高くする働きをもつ。 | ||
4. | 洗剤の効果を高める助剤(ビルダ)には、汚れの再付着を防止するものがある。 | ||
5. | 洗剤は、使用する濃度が低ければ低いほどよい。 |
回答と解説動画
正解は(4)
1. 表面洗剤は、界面活性剤を配合して、泡立ちやすいようにしてある。
→不適当
表面洗剤は床維持剤を塗布した床面の清掃に用いる洗剤で、床維持剤の皮膜に影響を与えずに表面だけを清掃するため、中性又は弱アルカリ性となっており、また使用後のふき取りを少なくするために泡立ちも少なくなっています。
2. 洗剤に使用する界面活性剤は、陰イオン系と非イオン系に大別される。
→不適当
界面活性剤は陰イオン系、陽イオン系、非イオン系、両性系に分類されます。
3. 界面活性剤は、液体の表面張力を高くする働きをもつ。
→不適当
界面活性剤は、水と汚れの間に入り込むことで、水の表面張力を低下させます。表面張力が低下すると、水は汚れに浸透しやすくなり、汚れを浮かせたり、分散させたりする効果が高まります。これにより、洗浄効果が向上します。
4. 洗剤の効果を高める助剤(ビルダ)には、汚れの再付着を防止するものがある。
→正しい
助剤(ビルダ)には、界面活性剤の表面張力を低下させることで洗浄力を向上させる効果がありますが、汚れの再付着防止等の作用を備えているものあります。
5. 洗剤は、使用する濃度が低ければ低いほどよい。
→不適当
洗剤は適正濃度で使用する必要があります。濃度が低すぎると効果が不十分になり、逆に高すぎるとすすぎ残しの原因となったりします。
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