問題
排水設備の保守管理に関する用語の組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
1. | 逆流防止弁 | 排水の逆流防止 | |
2. | 床下式の掃除口 | 砲金製プラグの使用 | |
3. | ウォーターラム法 | 圧縮空気の放出による管内閉塞物の除去 | |
4. | 排水槽の開口部への防虫網の設置 | チカイエカの発生防止 | |
5. | 汚水槽のフロートスイッチ | 絶縁抵抗の定期的な測定 |
回答と解説動画
正解は(5)
1.逆流防止弁 排水の逆流防止
→正しい
逆流防止弁は、下水本管からの排水の逆流を防止する弁です。
2.床下式の掃除口 砲金製プラグの使用
→正しい
床下掃除口は常時排水にさらされるため、蓋には耐食性のある砲金製のプラグを用います。

3.ウォーターラム法 圧縮空気の放出による管内閉塞物の除去
→正しい
ウォータラム法は、水の圧力ではなく圧縮空気の衝撃力を利用して排水管の詰まりを取り除く方法です。
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4.排水槽の開口部への防虫網の設置 チカイエカの発生防止
→正しい
チカイエカなどの害虫の侵入・発生を防止するため、排水槽の開口部には防虫網を設けます。

5.汚水槽のフロートスイッチ 絶縁抵抗の定期的な測定
→不適当
フロートスイッチに絶縁抵抗測定は実施しません。汚水槽周りの点検で絶縁抵抗を測定が必要なのは、排水ポンプで点検頻度は1か月に1回以上です。

実務でもフロートスイッチに絶縁抵抗測定はしてませんよね。
点検項目 | 頻度 |
---|---|
吐き出し圧力、揚水量、電流値、騒音、振動など | 日常的に行う |
絶縁抵抗測定(1MΩ以上) | 1か月に1回 |
水中ポンプのメカニカルシール部のオイル交換 | 6か月~1年に1回 |
メカニカルシールの交換 | 1~2年に1回 |
オーバーホール | 3~5年に1回 |
解説動画
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