問題
排水通気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1. | 排水管の掃除口の設置間隔は、管径100mmを超える場合、通常30m以内とする。 | ||
2. | 雨水ますの流出管は、流入管よりも管底を20mm程度下げて設置する。 | ||
3. | 排水ますは、敷地排水管の直管が長い場合、敷地排水管の管内径の150倍程度に設置する。 | ||
4. | 飲料用貯水槽の間接排水管の排水口空間は、最小150mmとする。 | ||
5. | 自然流下式の排水横管の勾配は、管内流速が0.6~1.5m/sになるように設ける。 |
回答と解説動画
正解は(3)
1.排水管の掃除口の設置間隔は、管径100mmを超える場合、通常30m以内とする。
→正しい
排水横管の掃除口は、管径が100mmを超える場合には30m以内ごとに設ける必要があります。また、管径100mm以下の場合には15m以内とします。管径が細い場合は、設置間隔が短くなる点も覚えておきましょう!
2.雨水ますの流出管は、流入管よりも管底を20mm程度下げて設置する。
→正しい
20mm程度の段差をつけることで、高低差が出来てスムーズに排水することができます。
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出典:日本住宅相談所ブログ
3.排水ますは、敷地排水管の直管が長い場合、敷地排水管の管内径の150倍程度に設置する。
→不適当
敷地排水管の直管が長い場合、排水ますの設置間隔は管内径の120倍程度が目安です。
4.飲料用貯水槽の間接排水管の排水口空間は、最小150mmとする。
→正しい
飲料用貯水槽の場合、排水口空間は口径に関係なく150mm以上とすることが基準です。
間接排水管の管径(mm) | 排水口空間(mm) |
---|---|
25以下 | 最小50 |
30~50 | 最小100 |
65以上 | 最小150 |
飲料用貯水槽など | 最小150mm |
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5.自然流下式の排水横管の勾配は、管内流速が0.6~1.5m/sになるように設ける。
→正しい
排水横管では、流速が0.6〜1.5m/sの範囲になるように勾配を設定します。これは異物の堆積を防ぎつつ、配管への負荷をおさえられる適切な流速範囲となっています。
解説動画
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