問題
雨水利用設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1. | 雨水の集水場所は、原則として建築物の屋根面とする。 | ||
2. | 雨水処理において、生物処理法が用いられる。 | ||
3. | 雨水利用率とは、雨水集水量に対する雨水利用量の割合である。 | ||
4. | 雨水処理において、消毒装置は雨水貯留槽の下流側に設置する。 | ||
5. | 雨水貯留槽に流入する立て管には、豪雨時の満水対策として、緊急停止弁などを設ける。 |
回答と解説動画
正解は(2)
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出典:国土交通省 水管理・国土保全局下水道部
1.雨水の集水場所は、原則として建築物の屋根面とする。
→正しい
雨水の集水場所は原則として屋根面とされています。
2.雨水処理において、生物処理法が用いられる。
→不適当
雨水処理では主に沈殿・ろ過・消毒などの物理的・化学的処理が行われ、生物処理法は一般的に用いられません。
3.雨水利用率とは、雨水集水量に対する雨水利用量の割合である。
→正しい
雨水利用率は雨水集水量に対する雨水利用量の割合です。
なお、今回の問題とは関係ないですが、「使用水量に対する雨水利用量の割合」は「上水代替率」と呼ばれています。こちらも出題されたことがあるため覚えておきましょう。
4.雨水処理において、消毒装置は雨水貯留槽の下流側に設置する。
→正しい
消毒装置は雨水貯留槽の下流側に設置します。
5.雨水貯留槽に流入する立て管には、豪雨時の満水対策として、緊急停止弁などを設ける。
→正しい
雨水貯留槽に流入する立て管には、豪雨時に満水となることを防ぐため、緊急停止弁などの安全対策を講じる必要があります。これにより、貯留槽が満水になった場合でも、雨水を安全に外部に排出することが可能になります。
解説動画
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