ビル管理士 2019年(R1年) 問176  過去問の解説【ねずみ、昆虫等の防除】

内容に誤りがあった場合は、お手数ですがコメント欄で教えて頂けると助かります。

問題

衛生害虫と疾病に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.トコジラミが疾病媒介に直接関わっている事例は、知られていない。
2.ねずみ類は、レプトスピラ症の媒介動物である。
3.コガタアカイエカは、ジカウイルス感染症を媒介する。
4.アカイエカは、ウエストナイル熱を媒介する。
5.アシナガバチによる刺症は、アナフィラキシーショックの原因となる。

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回答

正解は(3)

本問は衛生害虫の種類や特徴に関する知識が無いと解けません。詳しくは以下の記事を確認してください。

衛生害虫の知識についてまとめました

1.トコジラミが疾病媒介に直接関わっている事例は、知られていない。
→正しい
トコジラミは吸血害虫で刺されると激しい痒みがありますが、現時点でヒトの疾病媒介に直接関与している確実な事例は報告されていません。

2.ねずみ類は、レプトスピラ症の媒介動物である。
→正しい
ネズミはレプトスピラ菌の保有動物であり、その尿が感染源となってレプトスピラ症を媒介します。

3.コガタアカイエカは、ジカウイルス感染症を媒介する。
→不適当
ジカウイルスの主要媒介蚊はネッタイシマカやヒトスジシマカであり、コガタアカイエカが媒介するのは日本脳炎です。

4.アカイエカは、ウエストナイル熱を媒介する。
→正しい
アカイエカはウエストナイルウイルスを媒介する蚊として知られています。

5.アシナガバチによる刺症は、アナフィラキシーショックの原因となる。
→正しい
アシナガバチなどのハチ刺症はアレルギー反応を引き起こし、重症例ではアナフィラキシーショックに至ることがあります。

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