ビル管理士 2020年(R2年) 問111  過去問の解説【給水及び排水の管理】

内容に誤りがあった場合は、お手数ですがコメント欄で教えて頂けると助かります。

問題

給水用止水弁の取付けに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.天井内に止水弁を設置する場合は、その近傍に点検口を設ける。
2.給水立て主管からの各階への分岐管には、止水弁を設ける。
3.取外しが必要な機器の前後に止水弁を設置する場合は、ねじ込み型とする。
4.止水弁には、系統の名称札を設ける。
5.止水弁として、仕切弁が多く使用される。

回答と解説動画

正解は(3)

1.天井内に止水弁を設置する場合は、その近傍に点検口を設ける。
→正しい
天井内に止水弁を設置する場合、点検や操作を容易にするため、近傍に点検口を設けるのが一般的です。

点検口

2.給水立て主管からの各階への分岐管には、止水弁を設ける。
→正しい
各階への分岐管には、止水弁を設けて保守や修理時の断水範囲を限定します。

3.取外しが必要な機器の前後に止水弁を設置する場合は、ねじ込み型とする。
→不適当
取外しが必要な機器にはフランジ型を用います。フランジは、機器同士を接続する際に、取り外しが容易になるように設計された部品です。
以下の写真参照:両端についている穴にボルトを入れて配管と接続します。ボルトを外せばバルブを取り外せるため、交換が容易となっています。

フランジ型バルブ
出典:キッツ

4.止水弁には、系統の名称札を設ける。
→正しい
止水弁には系統の名称札を設けて、管理や操作時の誤認を防ぎます。

5.止水弁として、仕切弁が多く使用される。
→正しい
止水弁には仕切弁が多く使用されます。

仕切弁は、配管内の流体の流れを遮断するために使用されるバルブの一種です。「ゲートバルブ」とも呼ばれ、円板状の弁体が流体を垂直に仕切る構造から、この名前が付けられています。

仕切弁
出典:岡野バルブ製造

解説動画

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