問題
ランプに関する用語の組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
1. | 蛍光ランプ | 低圧放電 | |
2. | エレクトロルミネセンス(EL) | 電界発光 | |
3. | 発光ダイオード(LED) | 放電発光 | |
4. | 白熱電球 | 温度放射 | |
5. | 水銀ランプ | 高輝度放電 |
回答と解説動画
正解は(3)
1.蛍光ランプ 低圧放電
→正しい
蛍光ランプは内部に低圧の水銀蒸気を封入しており、放電により紫外線が発生し、その紫外線が蛍光体を励起して可視光を放つ仕組みです。これは「低圧放電」に分類されます。
2.エレクトロルミネセンス(EL) 電界発光
→正しい
エレクトロルミネセンス(EL)は、電界によって材料中の電子が発光を起こす現象であり、「電界発光」と呼ばれます。
3.発光ダイオード(LED) 放電発光
→不適当
LEDは「半導体発光素子」であり、電子と正孔の再結合によって発光する「電界発光(エレクトロルミネセンス)」です。「放電発光」ではありません。
4.白熱電球 温度放射
→正しい
白熱電球は、フィラメントに電流を流して高温に加熱し、温度放射により可視光を放つ仕組みです。これは「温度放射」による発光とされます。
5.水銀ランプ 高輝度放電
→正しい
水銀ランプは高圧の水銀蒸気中での放電によって紫外線や可視光を発生する「高輝度放電ランプ」です。高圧放電型に分類されます。
発光原理とランプの種類
発光原理 | 種類 |
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温度放射 |
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低圧放電 |
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高輝度放電 |
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電界発光 (エレクトロルミネセンス) |
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解説動画
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