ビル管理士 2020年(R2年) 問75  過去問の解説【空気環境の調整】

内容に誤りがあった場合は、お手数ですがコメント欄で教えて頂けると助かります。

問題

吹出口に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.面状吹出口には、多孔パネル型、天井パネル型がある。
2.線状吹出口は、主にペリメータ負荷処理用として窓近傍に設置されることが多い。
3.ふく流吹出口は、誘引効果が高く、均一度の高い温度分布が得やすい。
4.軸流吹出口の吹出気流は、到達距離が短い。
5.軸流吹出口には、グリル型がある。

回答と解説動画

正解は(4)

1. 面状吹出口には、多孔パネル型、天井パネル型がある。
→正しい
面状吹出口は、天井や壁の広い面から微風速で空気を供給するタイプで、多孔パネル型や天井パネル型が代表例です。

2. 線状吹出口は、主にペリメータ負荷処理用として窓近傍に設置されることが多い。
→正しい
線状(ライン型)吹出口は、窓際のペリメータゾーンの冷気対策や負荷処理用に多用されます。

3. ふく流吹出口は、誘引効果が高く、均一度の高い温度分布が得やすい。
→正しい
ふく流吹出口(アネモスタット型など)は、周囲空気を巻き込む誘引効果が高く、室内の温度分布を均一にしやすいのが特徴です。

4. 軸流吹出口の吹出気流は、到達距離が短い。
→不適当
軸流吹出口(グリル型、ノズル型など)は、気流の到達距離が長いのが特徴です。拡散角度が小さく、直進的に遠くまで風を送ることができます。

5. 軸流吹出口には、グリル型がある。
→正しい
グリル型吹出口は、軸流吹出口の代表例です。天井や壁に設置され、気流を一方向に送ります。

吹出口については令和5年問74で詳しく解説しています

解説動画

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