ビル管理士 2020年(R2年) 問57  過去問の解説【空気環境の調整】

内容に誤りがあった場合は、お手数ですがコメント欄で教えて頂けると助かります。

問題

20℃の室内において、ホルムアルデヒドの容積比濃度が0.04ppmであったとき、空気1m3中に含まれているホルムアルデヒドの量として、最も近い値は次のうちどれか。

ただし、濃度換算には以下の式が用いられ、ホルムアルデヒドの分子式はHCHO、炭素、水素、酸素の原子量はそれぞれ12、1、16とする。

1.0.15mg
2.0.1mg
3.0.08mg
4.0.05mg
5.0.025mg

回答と解説動画

正解は(4)

この問題は、ホルムアルデヒドのppm(容積比濃度)からmg/m³(質量濃度)への換算を問うものです。

1.分子量の確認

ホルムアルデヒド(HCHO)の分子量:
H(1)+C(12)+H(1)+O(16)=30

問題文「ホルムアルデヒドの分子式はHCHO、炭素、水素、酸素の原子量はそれぞれ12、1、16とする。」から、代入しただけ。

2.数値の代入

各数値を以下の公式に代入すると

  • Cppm(容積比濃度)=0.04
  • M(分子量)=30
  • t(温度)=20

\( C_{\mathrm{mg/m^3}} = 0.04 \times \frac{30}{22.41} \times \frac{273}{273 + 20} \)

0.04×1.338×0.932 = 0.0498…

約0.05mg

ヘタ・レイ

問題文に公式が与えられているので、解き方さえ覚えていれば簡単ですね!

解説動画

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