問題
空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
| 1. | HEMSと呼ばれる総合的なビル管理システムの導入が進んでいる。 | ||
| 2. | 空気調和機には、広くはファンコイルユニットも含まれる。 | ||
| 3. | 熱搬送設備は、配管系設備とダクト系設備に大別される。 | ||
| 4. | 冷凍機、ボイラ、ヒートポンプ、チリングユニットは、熱源機器にあたる。 | ||
| 5. | 自動制御設備における中央監視装置は、省エネルギーや室内環境の確保を目的に設備機器を監視、制御する設備である。 |
回答と解説動画
正解は（1）
１．HEMSと呼ばれる総合的なビル管理システムの導入が進んでいる。
→不適当
HEMS（ヘムス Home Energy Management System）は、主に家庭や小規模オフィス向けのエネルギー管理システムです。
ビル全体の総合的な管理システムとしては「べムス BEMS（Building Energy Management System）」が一般的であり、HEMSはビル管理システムの代表例ではありません。
２．空気調和機には、広くはファンコイルユニットも含まれる。
→正しい
ファンコイルユニットは、送風機と熱交換器を組み合わせた空調機器であり、空気調和機の一種とされています。
３．熱搬送設備は、配管系設備とダクト系設備に大別される。
→正しい
熱搬送設備は、冷温水や蒸気などを運ぶ配管系設備と、空気を運ぶダクト系設備に大きく分けられます。
４．冷凍機、ボイラ、ヒートポンプ、チリングユニットは、熱源機器にあたる。
→正しい
これらはすべて建物の冷暖房用の熱（または冷熱）を供給するための熱源機器です。
５．自動制御設備における中央監視装置は、省エネルギーや室内環境の確保を目的に設備機器を監視、制御する設備である。
→正しい
中央監視装置は、空調や照明などの各種設備を監視・制御し、省エネルギーや快適な室内環境の維持を目的としています。
解説動画
解説動画はまだありません
コメント