ビル管理士 2022年(R4年) 問150  過去問の解説【清掃】

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問題

弾性床材の特徴と維持管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.塩化ビニル系床材には、床維持剤の塗布が不要の製品が販売されている。
2.塩化ビニル系床材は、耐薬品性や耐水性が高い。
3.塩化ビニルシートは、床維持剤が密着しにくいものがある。
4.ウェットメンテナンス法は、ドライメンテナンス法と比較して、作業の標準化・システム化がしやすい。
5.ドライバフ法は、床磨き機の回転数が高いほど、光沢度回復が容易になる。

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回答と解説動画

正解は(4)

⇒各床材の種類や特徴についてまとめました

1.塩化ビニル系床材には、床維持剤の塗布が不要の製品が販売されている。
→正しい
塩化ビニル系床材の中には、床維持剤の塗布が不要な製品が販売されています。特に、表面に特殊な加工が施された製品は、日常的な清掃だけで美観を保つことが可能です

2.塩化ビニル系床材は、耐薬品性や耐水性が高い。
→正しい
塩化ビニルは水や薬品に強く、医療施設や実験室などにも用いられます。

3.塩化ビニルシートは、床維持剤が密着しにくいものがある。
→正しい
塩化ビニルシートには柔軟性を持たせるため可塑剤(かそざい)が使われていますが、この成分が床維持剤の密着性に悪影響を与えることがあります。

可塑剤とは、プラスチックや樹脂に柔軟性を与え、加工を容易にするために添加される物質のことです。主に塩化ビニル樹脂を軟化させるために用いられます。

4.ウェットメンテナンス法は、ドライメンテナンス法と比較して、作業の標準化・システム化がしやすい。
→不適当
ウェットメンテナンス法は、洗剤や水を使用するため作業工程が複雑で標準化しにくいです。一方、ドライメンテナンス法は水や薬剤を使わないため、作業がシンプルで標準化しやくなっています。
つまり、問題文はウェットメンテナンス法とドライメンテナンス法が逆になっています。

ドライメンテナンス法の種類

ドライメンテナンス法は、床面に塗布した床維持剤(フロアポリッシュ)を管理する方法です。最初に床維持剤(フロアポリッシュ)を厚く塗っておき、汚れの程度に合わせて床維持剤(フロアポリッシュ)を汚れと一緒に研磨していき、必要に応じて再塗布しながら床面の維持管理を行います。
ウェットメンテナンス法と違い、水をほとんど使わないところが特徴です。

  • ドライバフ法
    スプレー液を使用せずに、床磨き機や高速バフ機(1000回転以上)を使用し、回転によって発生する摩擦熱でフロアポリッシュの皮膜を溶かし床の光沢を回復させる。研磨剤を含まないフロアパッドを使う。回転数が高いほうが効果が増す。
  • スプレーバフ法
    洗浄つや出し作用をもつスプレー液をかけて、微細な研磨剤を少量含むフロアパッドで磨く。これによって細かい傷や軽度の汚れを除去できる。研磨作業後、水拭き、乾燥をしてから必要に応じてフロアポリッシュを塗布する。
  • スプレークリーニング法
    洗浄作用のあるスプレー液を噴射し、研磨剤を含むフロアパッドで研磨します。これによってフロアポリッシュの皮膜に入った汚れを、皮膜とともに削り取ります。床磨き機の回転数は200回転とし、作業後はフロアポリッシュを1~2層再塗布します。(研磨で皮膜が削れたため)

5.ドライバフ法は、床磨き機の回転数が高いほど、光沢度回復が容易になる。
→正しい
床磨き機の回転数が高いほど、摩擦熱が大きくなります。これにより、もともと床面に塗布されていた床維持剤が摩擦熱で一時的に溶け、均一に広がります。その結果、床表面の凹凸が埋まり、滑らかになって光沢度が回復します。

解説動画

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