問題
排水再利用設備として用いられる膜分離活性汚泥処理装置に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1. | 分離膜としては、主に精密ろ過膜(MF)が用いられる。 | ||
2. | 膜モジュールを生物処理槽内に浸漬した、槽内浸漬型が一般的である。 | ||
3. | 膜分離活性汚泥処理装置の後段に沈殿槽を設ける。 | ||
4. | 処理水は消毒が必要である。 | ||
5. | 透過水量の低下を防止するため、定期的に膜の洗浄を行う。 |
回答と解説動画
正解は(3)
1.分離膜としては、主に精密ろ過膜(MF)が用いられる。
→正しい
分離膜としては、主に精密ろ過膜(MF膜)が用いられます。膜分離活性汚泥法(MBR)では、孔径0.1~0.4μmの精密ろ過膜を使用し、活性汚泥中の微生物や懸濁物質を確実に分離します。
2.膜モジュールを生物処理槽内に浸漬した、槽内浸漬型が一般的である。
→正しい
膜モジュールを生物処理槽内に直接浸漬する「槽内浸漬型」が一般的です。
3.膜分離活性汚泥処理装置の後段に沈殿槽を設ける。
→不適当
膜分離活性汚泥処理装置では、膜による固液分離を行うため、活性汚泥法のような沈殿槽は不要です。
4.処理水は消毒が必要である。
→正しい
再利用水として用いる場合は、処理水の消毒が必要です。
5.透過水量の低下を防止するため、定期的に膜の洗浄を行う。
→正しい
膜の目詰まりを防ぐため、定期的な膜の洗浄が必要です。
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