問題
排水設備の保守管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1. | 排水水中ポンプのメカニカルシールの交換は、1~2年に1回程度行う。 |
2. | グリース阻集器では、2か月に1回程度、槽内の底部、壁面等に付着したグリースや沈殿物を除去する。 |
3. | 排水槽の清掃は、6か月以内ごとに1回行う。 |
4. | 高圧洗浄による排水管の清掃では、5~30MPaの圧力の水を噴射させて洗浄する。 |
5. | 排水ポンプは、1か月に1回絶縁抵抗の測定を行い、1MΩ以上であることを確認する。 |
回答と解説動画
正解は(2)
1.排水水中ポンプのメカニカルシールの交換は、1~2年に1回程度行う。
→正しい
排水水中ポンプのメカニカルシールは1~2年に1回交換する必要があります。
その他の排水ポンプに関係する点検頻度は以下のとおりです。
点検項目 | 頻度 |
---|---|
吐き出し圧力、揚水量、電流値、騒音、振動など | 日常的に行う |
絶縁抵抗測定(1MΩ以上) | 1か月に1回 |
水中ポンプのメカニカルシール部のオイル交換 | 6か月~1年に1回 |
メカニカルシールの交換 | 1~2年に1回 |
オーバーホール | 3~5年に1回 |
2.グリース阻集器では、2か月に1回程度、槽内の底部、壁面等に付着したグリースや沈殿物を除去する。
→不適当
グリース阻集器の槽内の底部、壁面等に付着したグリースや沈殿物は1か月に1回除去します。
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点検項目 | 頻度 |
---|---|
ストレーナの厨芥除去 | 毎日 |
グリースの除去 | 7~10日に1回 |
阻集器の底部、壁面に付着したグリースや沈殿物の除去 | 1か月に1回 |
トラップの清掃 | 2か月に1回 |
3.排水槽の清掃は、6か月以内ごとに1回行う。
→正しい
建築物衛生法において、排水槽の清掃は6か月以内に1回以上の頻度で実施することが義務づけられています。
4.高圧洗浄による排水管の清掃では、5~30MPaの圧力の水を噴射させて洗浄する。
→正しい
高圧洗浄による排水管の清掃では、5~30MPaと広い範囲の圧力の水を噴射させて管の中を洗浄します。
5.排水ポンプは、1か月に1回絶縁抵抗の測定を行い、1MΩ以上であることを確認する。
→正しい
排水ポンプは、1か月に1回絶縁抵抗の測定を行い、1MΩ以上であることを確認します。
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