水中ポンプの同時運転と交互運転
水中ポンプは目的に応じて同時運転と交互運転を使い分けています。
交互運転
交互運転は、複数のポンプが設置されている場合に、それらを交互に運転することにより、ポンプの均等な使用と寿命の延長を目的に利用されています。
【運転サイクル】
- 2台のポンプ(ポンプAとポンプB)がある場合、一定の時間または条件に基づいて、ポンプAとポンプBが交互に運転されます。
- 例えば、ポンプAが1時間運転した後に停止し、次にポンプBが1時間運転します。その後、再びポンプAが運転します。
【制御方法】
- タイマーや制御装置(PLCなど)が、ポンプの運転切り替えを自動的に行います。
- 制御パネルで運転時間や切り替えの条件を設定することができます。
同時運転
同時運転は、需要の増加に対応するため、複数のポンプを同時に運転して、処理能力を向上させることを目的としています。
交互運転と併用して利用されることがほとんどです。
【運転サイクル】
- ポンプA,ポンプBと2台のポンプがあった場合、通常時はそれぞれ交互に運転する。
- 需要が増加した場合は、ポンプAとポンプBが同時に運転され、より多くの水を処理出来るようになる。
【制御方法】
- 制御装置が異常や需要増加を検知し、自動的に両方のポンプを起動します。
- 手動での操作も可能で、緊急時には即座に同時運転に切り替えることができます。
参考映像
こちらはフロートスイッチを利用した水中ポンプの映像です。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません