ビル管理士 2025年(R7年) 問64 過去問の解説【空気環境の調整】

内容に誤りがあった場合は、お手数ですがコメント欄で教えて頂けると助かります。

問題

次の空気調和設備のうち、個別方式に該当しないものはどれか。

1.空気熱源ヒートポンプパッケージ
2.ウォールスルー型ユニット
3.水熱源ヒートポンプパッケージ
4.ビル用マルチパッケージ
5.ターミナルエアハンドリングユニット

回答

正解は(5)

  • 中央方式:冷凍機やボイラなどの熱源を機械室などに集約して、ダクトを使って複数個所に冷風や温風を運ぶ方式。
  • 個別方式:名前の通り個々の部屋やスペースに空調機を設置し運用する空調システムです。名称に「パッケージ」と付いてたら個別方式って覚えましょう。※例外もあります

1. 空気熱源ヒートポンプパッケージ
→正しい
いわゆる一般的な業務用エアコンです。室外機と室内機がセットになっており、部屋ごとにスイッチのON/OFFや温度設定ができるため、「個別方式」の代表格です。

2. ウォールスルー型ユニット
→正しい
ホテルの客室などの壁に、外とつながる形で直接埋め込まれているエアコンです。1台で完結したシステムなので「個別方式」に該当します。

ウォールスルー
出典:日本ピーマック
ウォールスルー
出典:日本ピーマック

3. 水熱源ヒートポンプパッケージ
→正しい
水を熱源とするヒートポンプパッケージエアコンを必要な場所に配置する空調設備方式で、「個別方式」に該当します。

4. ビル用マルチパッケージ
→正しい
1台の室外機で多くの室内機を個別に運転できるタイプで「個別方式」に該当します。

5. ターミナルエアハンドリングユニット
→不適当
ターミナルエアハンドリングユニットは、各室や細分されたゾーン用の小型空調機で、通常のエアハンよりも局所的な範囲の温度調整を行う「中央方式」の空調設備です。
ファンコイルユニットとの違いは、ダクトの有無です。ファンコイルユニットの場合は、ダクトを通さずその場で直接吹き出しますが、ターミナルエアハンはダクトを使ってゾーン内の数箇所に空気を送り、空調を管理します。

以下の画像は、昭和鉄工のターミナルエアハンです。普通のエアハンと同様に加湿機能やエアフィルタを内蔵しています。

出典:昭和鉄工
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