問題
中央方式の空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
| 1. | ダクト併用ファンコイルユニット方式では、単一ダクト方式に比べ、空調機の大容量化が必要となる。 | ||
| 2. | 変風量単一ダクト方式では、熱負荷に応じて給気風量を可変とするため、外気導入量も変動する。 | ||
| 3. | マルチゾーン空調方式では、1台の空調機で複数ゾーンの温湿度調整を行う。 | ||
| 4. | 定風量単一ダクト方式では、熱負荷の変動に対して給気温度を可変とすることで対応する。 | ||
| 5. | 放射冷暖房は、単独設置では新鮮外気の導入と室内空気循環による除じん機能をもたない。 |
回答
正解は(1)
1. ダクト併用ファンコイルユニット方式では、単一ダクト方式に比べ、空調機の大容量化が必要となる。
→不適当
ダクト併用ファンコイルユニット方式では、ファンコイルユニットが空調負荷の大きいペリメータゾーンなどを分担するため、「空調機や主ダクト」は外気供給やインテリアゾーンの空調だけに専念できるようになるため、空調機の小容量・小型化が可能です。
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2. 変風量単一ダクト方式では、熱負荷に応じて給気風量を可変とするため、外気導入量も変動する。
→正しい
変風量方式は、目標の温度に合わせて送風量を変動させるため、必然的に外気の導入量も変動します。
具体的には、各部屋やゾーンごとにVAVユニットが設置されており、その内部にはダンパー(羽根)と風速センサー、モーターなどが組み込まれています。
室内の温度センサーが現在の室温を検知し、設定温度と比較します。もし室温が設定より高ければ、コントローラーがVAVユニットのダンパーを開くよう指令を出し、風量が増加します。逆に室温が設定温度より低ければ、ダンパーを絞って風量を減らします。
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3. マルチゾーン空調方式では、1台の空調機で複数ゾーンの温湿度調整を行う。
→正しい
マルチゾーン方式は、1台の空調機で複数ゾーンの温湿度を調整します。
4. 定風量単一ダクト方式では、熱負荷の変動に対して給気温度を可変とすることで対応する。
→正しい
定風量方式は、送る風の量(風量)を一定に保つ代わりに、風の温度(給気温度)を熱くしたり冷たくしたりして室温を調節します。
5. 放射冷暖房は、単独設置では新鮮外気の導入と室内空気循環による除じん機能をもたない。
→正しい
床暖房や天井放射パネルなどの放射方式は、パネルの熱で温度を変えるだけです。空気を入れ替えたり、フィルターでホコリを取ったりする機能はないため、別途、換気設備などを組み合わせる必要があります。
余談ですが、「放射冷房」の場合、天井や床のパネルを冷やしすぎると、部屋の水分がそこで冷やされて結露するためこちらも対策が必要です。
ヘタ・レイ床暖房をイメージすれば除じん機能を持たないことはわかりますよね。
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