問題
加湿装置の基本構造と加湿方式との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
1. | 滴下式 | 気化方式 |
2. | 遠心式 | 気化方式 |
3. | 超音波式 | 水噴霧方式 |
4. | 電極式 | 蒸気方式 |
5. | パン型 | 蒸気方式 |
回答と解説動画
正解は(2)
1. 滴下式 気化方式
→正しい
滴下式加湿器は、加湿材に水を上から滴下し、そこに空気を通して水分を蒸発させる方式です。水が加湿材にしみ込み、空気がその表面を通過することで自然に蒸発(気化)し、加湿されます。加湿材を使うため、構造がシンプルでメンテナンスも比較的容易です。
2. 遠心式 気化方式
→不適当
遠心式は「水噴霧方式」に分類されます。高速回転するディスクやドラムに水を供給し、遠心力で水滴を飛ばして微細な霧(ミスト)を発生させます。この霧を空気中に放出することで加湿します。気化方式は「水を蒸発させる」方式ですが、遠心式は「水を霧状にして空気中に飛ばす」方式なので、分類が異なります。
3. 超音波式 水噴霧方式
→正しい
超音波式加湿器は、超音波振動子で水面を振動させ、非常に細かい水滴(ミスト)を発生させて空気中に放出します。
4. 電極式 蒸気方式
→正しい
電極式加湿器は、水槽内の水に電極を挿入し、電流を流して水自体を発熱させ、その熱で水を沸騰させて蒸気を発生させます。発生した蒸気を空気中に送り込むことで加湿します。
5. パン型 蒸気方式
→正しい
パン型加湿器は、浅いパン(皿)状の容器に水を入れ、電熱ヒーターなどで直接加熱して蒸気を発生させる方式です。構造が単純で、主に小規模な空調や家庭用で使われます。
加湿装置まとめ
方式 | 共通する特徴 | 加湿装置の種類 |
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気化方式 |
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蒸気方式 |
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水噴霧方式 |
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