問題
建築物清掃の作業計画に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
1. | 廊下壁面のスポット洗浄は、一般に定期清掃として実施する。 |
2. | エレベーターのカゴ内部の除じんは、一般に定期清掃として実施する。 |
3. | 階段の手すり拭きは、一般に定期清掃として実施する。 |
4. | トイレ・洗面所の換気口の除じんは、一般に日常清掃として実施する。 |
5. | 洗面台の洗浄は、一般に定期清掃として実施する。 |
回答と解説動画
正解は(1)
1.廊下壁面のスポット洗浄は、一般に定期清掃として実施する。
→正しい
廊下壁面のスポット洗浄は一般的に定期清掃として実施されます。日常清掃では手が届きにくい場所や、汚れがひどい場所を重点的に清掃するのが定期清掃の特徴です。
2.エレベーターのカゴ内部の除じんは、一般に定期清掃として実施する。
→不適当
エレベーター内部は多数の人が頻繁に利用する場所です。そのため、ホコリが発生しやすいので日常清掃が必要です。
3.階段の手すり拭きは、一般に定期清掃として実施する。
→不適当
階段の手すりも多くの人が触れる場所です。そのため汚れが付着しやすいので日常清掃が必要です。
4.トイレ・洗面所の換気口の除じんは、一般に日常清掃として実施する。
→不適当
換気口は高所にあることも多く、汚れの進行も緩やかであるため定期清掃の対象です。
5.洗面台の洗浄は、一般に定期清掃として実施する。
→不適当
洗面台は利用頻度が高く、水垢や汚れが目立ちやすいため、日常清掃が必要です。
清掃作業の分類
これまでの試験で出題された日常清掃、定期清掃の分類です。全部覚えるよりは、汚れる頻度が少ないところや、掃除しにくいところは定期清掃で、その他は日常清掃って感じで覚えておくほうが効率的です。
- 日常清掃(1日1回以上行う清掃)
- エレベーターのカゴ内部の除じん
- 階段の手すり拭き
- 洗面台の洗浄
- 湯沸室の流し台の洗浄
- ドアノブなどの金属類の除じん
- エスカレーターのランディングプレートの除じん
- 駐車場の除じん
- 玄関ホールのフロアマットの除じん
- 玄関ホールの金属部の除じん
- 一般の人が立ち入らない管理用区域の清掃
- 繊維床の除じん
- 定期清掃(週1回、月1回など定期的に行う清掃)
- トイレ・洗面所の換気口の除じん
- エレベータのかご内部の壁面洗浄
- フロアマットの洗浄
- 廊下壁面のスイッチ回りの洗剤拭き
- 事務室窓台の除じん
- 照明器具の清掃
- エスカレータパネル類の洗剤拭き
- 駐車場の排水溝の集じん
- 床面(弾性床材)の洗浄と床維持剤塗布
- 臨時清掃(予定外に行う清掃)
- 汚れが目立った場合などに行う
解説動画
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