問題
防災・防犯に関する語句の組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
1. | 無線ICタグ | 入退室認証装置 |
2. | ストリートキャニオン | ビル風の発生 |
3. | サンクンガーデン | 水害対策 |
4. | パッシブセンサ | 防犯対策 |
5. | ライフライン | 生活を維持するための諸施設 |
回答と解説動画
正解は(3)
1.無線ICタグ 入退室認証装置
→正しい
無線ICタグは、入退室管理システムなどで個人認証や履歴管理に使われます。
2.ストリートキャニオン ビル風の発生
→正しい
ストリートキャニオン(街路キャニオン)は、高層ビルが並ぶ都市の谷間のような空間で、ビル風の発生や増幅の要因となります。
3.サンクンガーデン 水害対策
→不適当
サンクンガーデンは半地下の庭(沈床庭園)であり、採光や空間演出、都市の賑わい創出などが主目的です。
サンクンガーデンは地盤面より低い位置に設けられるため、周囲の風の流れを遮断し、高層ビル周辺で発生しやすいビル風(風害)の影響を緩和する効果も期待できます。
したがって、サンクンガーデン自体が水害対策となるわけではありませんが、風害対策としては有効な場合があります。

4.パッシブセンサ 防犯対策
→正しい
以下の写真がパッシブセンサーです。
人体から放出される赤外線を感知して、人の動きを検知します。主に防犯目的で、室内や廊下などに設置され、侵入者を検知すると警報を鳴らしたり、監視カメラを起動させたりするスイッチとして利用されます。
なお、アクティブセンサというのもあり、こちらは赤外線や超音波などの信号を自ら発信し、その反射や遮断を検知する方式です。
- パッシブ:発熱体が動くことで赤外線分布の変化を検知
- アクティブ:自ら発した信号の遮断や反射で物体の存在や動きを検知

出典:パナソニック
5.ライフライン 生活を維持するための諸施設
→正しい
ライフラインは、電気・ガス・水道・通信・道路など、生活や社会活動を維持するための基盤施設です。
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