ビル管理士 2024年(R6年) 問102  過去問の解説【建築物の構造概論】

内容に誤りがあった場合は、お手数ですがコメント欄で教えて頂けると助かります。

問題

防災・防犯に関する語句の組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。

1.無線ICタグ入退室認証装置
2.ストリートキャニオン  ビル風の発生
3.サンクンガーデン水害対策
4.パッシブセンサ防犯対策
5.ライフライン生活を維持するための諸施設
created by Rinker
¥2,200 (2025/06/20 09:31:41時点 Amazon調べ-詳細)

回答と解説動画

正解は(3)

1.無線ICタグ 入退室認証装置
→正しい
無線ICタグは、入退室管理システムなどで個人認証や履歴管理に使われます。

2.ストリートキャニオン ビル風の発生
→正しい
ストリートキャニオン(街路キャニオン)は、高層ビルが並ぶ都市の谷間のような空間で、ビル風の発生や増幅の要因となります。

3.サンクンガーデン 水害対策
→不適当
サンクンガーデンは半地下の庭(沈床庭園)であり、採光や空間演出、都市の賑わい創出などが主目的です。
サンクンガーデンは地盤面より低い位置に設けられるため、周囲の風の流れを遮断し、高層ビル周辺で発生しやすいビル風(風害)の影響を緩和する効果も期待できます。
したがって、サンクンガーデン自体が水害対策となるわけではありませんが、風害対策としては有効な場合があります。

サンクンガーデン

4.パッシブセンサ 防犯対策
→正しい
以下の写真がパッシブセンサーです。
人体から放出される赤外線を感知して、人の動きを検知します。主に防犯目的で、室内や廊下などに設置され、侵入者を検知すると警報を鳴らしたり、監視カメラを起動させたりするスイッチとして利用されます。
なお、アクティブセンサというのもあり、こちらは赤外線や超音波などの信号を自ら発信し、その反射や遮断を検知する方式です。

  • パッシブ:発熱体が動くことで赤外線分布の変化を検知
  • アクティブ:自ら発した信号の遮断や反射で物体の存在や動きを検知
パッシブセンサー
出典:パナソニック

5.ライフライン 生活を維持するための諸施設
→正しい
ライフラインは、電気・ガス・水道・通信・道路など、生活や社会活動を維持するための基盤施設です。

解説動画

解説動画はまだありません

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次