ビル管理士 2023年(R5年) 問81  過去問の解説【空気環境の調整】

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問題

ホルムアルデヒドの簡易測定法として、最も不適当なものはどれか。

1.検知管法
2.光電光度法
3.燃料電池法
4.化学発光法
5.β線吸収法
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回答と解説動画

正解は(5)

1. 検知管法
→ 適当
検知管法は簡易測定法に分類されます。

2. 光電光度法
→ 適当
AHMT試験紙などを用いた光電光度法も簡易測定法として使われます。

3. 燃料電池法
→ 適当
燃料電池式センサーを用いた方法も、簡易測定法として認められています。

4. 化学発光法
→ 適当
化学発光法も簡易測定法のひとつです。

5. β線吸収法
→ 不適当
β線吸収法は、主に浮遊粉じんの測定に用いられる方法であり、ホルムアルデヒドの簡易測定法ではありません

ホルムアルデヒドの測定方法まとめ

試験に出題される測定方法をまとめました。(太字のところはなるべく覚える)

【共通事項】
・アクティブ法はサンプリングにポンプを使う。
・パッシブ法はサンプリングにポンプを使わない。
・パッシブ法は、試料採取に8時間程度要する。

種別

測定方法

アクティブ

  • DNPH-カートリッジ捕集-HPLC法
    • DNPHカートリッジは、オゾンにより負の妨害を受ける。
    • DNPHカートリッジは、冷蔵で保存する必要がある。
  • ほう酸溶液捕集-AHMT 吸光光度法
  • TFBA カートリッジ捕集-GC/MS法
    • 測定にはインピンジャーを用いる。

パッシブ

  • DNPH含浸チューブ-HPLC法
  • TEA含浸チューブ-吸光光度法

アクティブ

  • 検知管法(電動ポンプ式)
  • 定電位電解法(DNPH干渉フィルタ法)
  • 光電光度法(試験紙)
  • 光電光度法(AHMT試験紙)
  • 燃料電池法
  • 化学発光法
  • 吸光光度法(拡散スクラバー法、ルチジン誘導体法)

パッシブ

  • 検知紙法(バイオセンサ法)

検知管(ガステック) ホルムアルデヒド

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