問題
ヒトの温熱的快適性に影響する因子として、最も不適当なものは次のうちどれか。
1. | 室内の気流 |
2. | 室内の相対湿度 |
3. | 室内の二酸化炭素濃度 |
4. | 着衣量 |
5. | 季節 |
回答と解説動画
正解は(3)
1.室内の気流
→正しい
室内の気流は、体感温度や温熱的快適性に大きく影響する要素です。気流が強いと体温が奪われて寒く感じたり、逆に夏は気流によって涼しさを感じやすくなります。
2.室内の相対湿度
→正しい
相対湿度も温熱的快適性に直接関係します。湿度が高いと蒸し暑く感じ、低いと乾燥や寒さを感じやすくなります。
3.室内の二酸化炭素濃度
→不適当
二酸化炭素濃度は空気の換気の指標にはなりますが、温熱的快適性(暑さ・寒さの感じ方)には直接関係しません。
4.着衣量
→正しい
着衣量は、人体側の温熱的快適性に大きく関わる要素です。着衣量が多いと暖かく、少ないと寒く感じます。
5.季節
→正しい
季節によって外気温・湿度・日射量などが変化し、同じ室温でも快適性の感じ方が異なります。季節は温熱的快適性に間接的に影響します。
温熱的快適性に影響する因子と具体例
影響する因子 | 具体例 |
---|---|
気温(室温) | 室温、外気温 |
湿度 | 相対湿度、絶対湿度 |
気流 | 扇風機、エアコン、すきま風 |
放射温度 | 日射、床・壁からの放射 |
着衣量 | 服の枚数 |
代謝量 | 作業強度、安静・運動 |
この他に、年齢や性別なども影響します。
例)高齢者は寒さを感じづらい、女性は寒がりなど
解説動画
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