ビル管理士 2023年(R5年) 問144　 過去問の解説【清掃】

問題

建築物清掃の作業計画を作成することによる利点に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

回答と解説動画

正解は（2）

１．日常清掃で除去する汚れと、定期的に除去する汚れを区別して計画することにより、作業効率と作業成果の向上が得られる。
→正しい
汚れの種類や蓄積具合に応じて、日常清掃・定期清掃に区分し、それぞれに適した方法・頻度を設定することは、作業の効率性・成果の両面で有効です。

２．清掃現場の状況に応じて作業者が計画を変更して作業を実施することで、限られた時間に一定の成果を得られる。
→不適当
清掃を作業計画どおりに実施することで限られた時間に一定の成果を得られるようになるため、問題文は逆のことを言っています。

３．作業内容が明確化されているため、統一的な指導ができる。
→正しい
作業手順や基準を計画に明記することで、現場指導においても誰に対しても同じ内容を伝えることができます。

４．作業者及び作業内容の計画的な管理と記録の保存により、責任所在が明確になる。
→正しい
記録があれば、クレームや事故が発生した際に、誰が・いつ・何を行ったかを確認でき、責任の所在が明確になります。

５．実施内容をデータとして蓄積して作業を改善することで、効率化のための作業改善が得られる。
→正しい
実施状況を記録・分析することで、無駄な作業や効率の悪い工程を把握でき、清掃作業の改善に役立ちます。

解説動画