問題
室内におけるホルムアルデヒドの発生源のうち、最も不適当なものは次のうちどれか。
1. | ユリア樹脂系接着剤 | ||
2. | パーティクルボード | ||
3. | 家具 | ||
4. | コンクリート | ||
5. | 喫煙 |
回答と解説動画
正解は(4)
1.ユリア樹脂系接着剤
→ 正しい
ユリア樹脂(尿素ホルムアルデヒド樹脂)は、合板やパーティクルボードなどの接着剤として広く使われており、加水分解によって長期間ホルムアルデヒドを放出します。
2.パーティクルボード
→ 正しい
パーティクルボードは木材チップを接着剤で固めて作られており、その接着剤にホルムアルデヒドが含まれていることが多いです。
3.家具
→ 正しい
家具にもホルムアルデヒドを含む接着剤や合板が使われている場合が多く、特に輸入家具や古い家具は注意が必要です。
4.コンクリート
→不適当
コンクリート自体はホルムアルデヒドの発生源になりません。
5.喫煙
→ 正しい
たばこの煙にもホルムアルデヒドが含まれており、室内の空気汚染源となります。
ホルムアルデヒド発生源まとめ
発生源 | 主な用途・特徴 |
---|---|
ユリア樹脂系接着剤 | 合板やパーティクルボードなど建材の接着剤として広く使用。主要なホルムアルデヒド発生源。 |
パーティクルボード | 木材チップを接着剤で固めた建材。接着剤にホルムアルデヒドを含むことが多い。 |
家具 | 合板やパーティクルボードを使った家具。接着剤や塗装からホルムアルデヒドが発生する場合がある。 |
複合フローリング材・合板・集成材・化粧合板 | 接着剤や樹脂にホルムアルデヒドを含む場合があり、発生源となる。 |
尿素樹脂発泡型断熱材 | 一部の断熱材にもホルムアルデヒドが含まれる。 |
カーペット、パーティション、パネル | 内装材や間仕切り材の一部も発生源となることがある。 |
喫煙(たばこ煙) | たばこの煙にもホルムアルデヒドが含まれ、室内空気中の発生源となる。 |
燃焼器具(自動車排気ガス、ストーブなど) | 燃焼過程でもホルムアルデヒドが発生することがある。 |
解説動画
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