令和5年過去問– category –
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ビル管理士 2023年(R5年) 問90 過去問の解説【空気環境の調整】
問題 に関連する用語として、該当しないものは次のうちどれか。 1.BEMS2.性能検証3.BCP4.運用最適化5.FPT 回答と解説動画 正解は(3) コミッショニングとは、建物のオーナーやユーザーが求める性能が、設計、施工、運用において実現していることを確認・検証するためのプロセスです。 1.BEMS→ 正しいビルエネルギー管理システム(Building Energy Management System)の略。コミッショニングにおいて、運用データの収集や省エネ管理などで活用される重要なシステムです。 2.性能検証→ 正しい性能検証は、コ... -
ビル管理士 2023年(R5年) 問89 過去問の解説【空気環境の調整】
問題 照明に関する次の用語のうち、建築化照明に分類されないものはどれか。 1.システム天井照明2.コードペンダント3.ルーバー照明4.コーニス照明5.コーブ照明 回答と解説動画 正解は(2) 建築化照明とは、照明器具を建築物の一部として天井や壁などに組み込む照明方式です。光源や器具が見えにくく、空間と一体化したデザインが特徴です。(以下の画像参照) 建築化照明(出典:LIXIL) コードペンダントは、天井からコードで吊り下げる独立型の照明器具であり、建築物に組み込まれていません。そのため、建築化... -
ビル管理士 2023年(R5年) 問88 過去問の解説【空気環境の調整】
問題 ある部屋の作業面の必要照度が750lxであった。ランプ1本当たりの光束が3,000lmのランプの必要灯数として、最も近いものは次のうちどれか。 ただし、その部屋の床面積は100m2、照明率を0.6、保守率を0.75とする。 1.15灯2.25灯3.34灯4.42灯5.56灯 回答と解説動画 正解は(5) この問題の計算には以下の公式を使います。 \( E = \frac{N \times F \times U \times M}{A} \) E:必要照度(lx)=750 A:床面積(m²)=100 F:ランプ1本当たりの光束(lm)=3,000 U:照明率=0.6 M:保守率=0.75 N:ランプの必... -
ビル管理士 2023年(R5年) 問87 過去問の解説【空気環境の調整】
問題 光と照明に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.照明器具の不快グレアの程度を表すUGRは、値が大きいほどまぶしさの程度が大きいことを意味する。2.設計用全天空照度は、快晴よりも薄曇りの方が高い。3.色温度が高くなると、光色は 青 → 白 → 黄 → 赤 と変わる。4.演色評価数が100に近い光源ほど、基準光で照らした場合の色に近い色を再現できる。5.事務所における製図作業においては、文書作成作業よりも高い維持照度が求められる。 回答と解説動画 正解は(3) 1. 照明器具の不快グレアの... -
ビル管理士 2023年(R5年) 問86 過去問の解説【空気環境の調整】
問題 騒音・振動問題の対策に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.新築の建物の使用開始直後において、騒音・振動について設計目標値を満たしているにもかかわらず発生するクレームは、保守管理責任の範疇ではない。2.外部騒音が同じ場合、コンサートホール・オペラハウスの方が録音スタジオよりも高い遮音性能が求められる。3.空気伝搬音を低減するためには、窓・壁・床等を遮音する必要がある。4.経年による送風機の音・振動の発生状況に問題がないか確認するため、ベルトの緩み具合などを定期... -
ビル管理士 2023年(R5年) 問85 過去問の解説【空気環境の調整】
問題 騒音レベル80dBと86dBの騒音を合成した場合の騒音レベルとして、最も近いものは次のうちどれか。 ただし、log102=0.3010、log103=0.4771、log105=0.6990とする。 1.83dB2.86dB3.87dB4.89dB5.166dB 回答と解説動画 正解は(3) この問題をガチでやると計算が難しいので以下の合成早見表を覚えて簡易的な計算を行うほうが効率的です。 差(dB)合成時のおまけ(dB)03.012.522.131.851.261.010以上0.4以下(ほぼ0) 2台の機械の騒音レベルを合計する場合、2台の差を計算して、騒音レベルの大きい方の値に、... -
ビル管理士 2023年(R5年) 問84 過去問の解説【空気環境の調整】
問題 騒音と振動に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.不規則かつ大幅に変動する振動の表示方法として、時間率レベルが示されている。2.回折減衰効果を利用した振動対策として防振溝がある。3.道路交通振動に対する振動規制は、昼間より夜間の方が厳しい。4.低周波数域の騒音に対する人の感度は低い。5.低周波数の全身振動よりも高周波数の全身振動の方が感じやすい。 回答と解説動画 正解は(5) 1.不規則かつ大幅に変動する振動の表示方法として、時間率レベルが示されている。→ 正しい騒音... -
ビル管理士 2023年(R5年) 問83 過去問の解説【空気環境の調整】
問題 音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.音圧レベルは、人間の最小可聴値の音圧を基準として定義された尺度である。2.騒音レベルとは、人間の聴覚の周波数特性を考慮した騒音の大きさを表す尺度である。3.時間によって変動する騒音は、等価騒音レベルによって評価される。4.空気調和機から発生した音が隔壁の隙間などを透過してくる音は、固体伝搬音である。5.遮音とは、壁などで音を遮断して、透過する音のエネルギーを小さくすることである。 回答と解説動画 正解は(4) 1.音圧レベルは... -
ビル管理士 2023年(R5年) 問82 過去問の解説【空気環境の調整】
問題 空気調和設備の維持管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.冷却水系のレジオネラ属菌の増殖を抑制するには、化学的洗浄と殺菌剤添加を併用するのが望ましい。2.空気調和設備の空気搬送系では、使用年数の経過につれダクト内部の清掃を考慮する必要がある。3.建築物環境衛生管理基準に基づき、冷却塔の清掃は、1年以内ごとに1回、定期に行うこと。4.建築物環境衛生管理基準に基づき、加湿装置は、使用開始時及び使用期間中の1か月以内ごとに1回、定期に汚れの状況を点検し、必要に応じ、... -
ビル管理士 2023年(R5年) 問81 過去問の解説【空気環境の調整】
問題 ホルムアルデヒドの簡易測定法として、最も不適当なものはどれか。 1.検知管法2.光電光度法3.燃料電池法4.化学発光法5.β線吸収法 回答と解説動画 正解は(5) 1. 検知管法→ 適当検知管法は簡易測定法に分類されます。 2. 光電光度法→ 適当AHMT試験紙などを用いた光電光度法も簡易測定法として使われます。 3. 燃料電池法→ 適当燃料電池式センサーを用いた方法も、簡易測定法として認められています。 4. 化学発光法→ 適当化学発光法も簡易測定法のひとつです。 5. β線吸収法→ 不適当β線吸収法は、主に浮遊粉...