エアハンドリングユニットとは?
エアハンドリングユニットは、空気の温度、湿度、清浄度を調整するために使用される空調システムです。
ビルや産業施設、商業施設などで広く利用されています。
以下に、エアハンドリングユニットの基本的な仕組みと主要な構成要素について説明します。
ヘタ・レイ
AHU、エアハンなんて呼ばれたりしていますね!
エアハンドリングユニットの仕組み
エアハンドリングユニットは、外気およびリターンエアを取り込み、冷却・加熱・加湿・除湿・ろ過などの処理を行って、調整された空気を室内に供給します。
主な構成要素
1 | フィルター | 外気やリターンエアから取り込んだ空気の中の埃や粒子を除去するために使用されます。フィルターは、プレフィルター、ファインフィルター、HEPAフィルターなど、異なる段階のフィルターが使用されることがあります。 |
2 | ファン | 空気をユニット内およびダクトシステムを通じて循環させるために使用されます。主に送風ファン(サプライファン)と排気ファン(エキゾーストファン)があります。 |
3 | 熱交換器 | 冷却コイルと加熱コイルの2種類があります。 |
4 | 加湿器 | 空気中の湿度を調整するために使用されます。蒸気加湿器、超音波加湿器、蒸発式加湿器などの種類があります。 |
5 | 除湿器 | 冷却コイルを通して空気を冷却し、余分な水分を凝結させて除去することで湿度を下げます。 |
6 | ダンパー | 空気の流量を制御するための可動式の板です。外気取り込み量とリターンエアの割合を調整するために使用されます。 |
7 | 冷却コイル | 冷媒や冷水を通して空気を冷却し、温度を下げます。また、除湿効果もあります。 |
8 | 加熱コイル | 温水や蒸気を通して空気を加熱し、温度を上げます。 |
エアハンドリングユニットの動作順序
1 | 空気の取り込み | 外気とリターンエアがダンパーを通して取り込まれます。 |
2 | フィルター処理 | 空気はフィルターを通過し、埃や粒子が除去されます。 |
3 | 熱交換処理 | 冷却コイルや加熱コイルで空気の温度が調整されます。必要に応じて加湿器や除湿器で湿度も調整されます。 |
4 | ファンによる送風 | 調整された空気は送風ファンによってダクトシステムを通じて室内に送られます。 |
5 | 排気処理 | 室内の空気は一部がリターンエアとして再利用され、残りは排気ファンによって排出されます。 |
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