ビル管理士 2021年(R3年) 問114　 過去問の解説【給水及び排水の管理】

問題

給水設備の配管に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

回答と解説動画

正解は（4）

1．給水管と排水管が平行して埋設される場合には、給水管は排水管の上方に埋設する。
→正しい
給水管は排水管の上方に埋設しなくてはいけません。
これは、排水管が汚水や排水を流すため、万が一破損した場合に、給水管に汚染が及ぶ可能性を避けるためです。給水管は飲料水を通すため、常に清潔な状態を保つ必要があります。

2．止水弁は、主管からの分岐、各系統の起点、機器との接続部等に設置する。
→正しい
止水弁は、主管からの分岐や各系統の起点、機器との接続部などに設置して、必要に応じて水を止められるようにします。これは、設備のメンテナンスや緊急時の対応を容易にするためです。

3．ポンプに弁及び配管を取り付ける場合には、その荷重が直接ポンプにかからないように支持する。
→正しい
ポンプに配管や弁を取り付ける場合、荷重が直接ポンプにかからないように支持します。

4．建物の揺れ、配管の振動等による変位を吸収するため、貯水槽と配管との接続には伸縮継手を使用する。
→不適当
貯水槽と配管の接続には、通常は伸縮継手ではなく、フレキシブルジョイント（可とう継手）などが使われます。伸縮継手は主に配管同士の接続に使用され、熱による配管の伸び縮みを吸収するために使われます。

5．機器との接続配管は、機器の交換の際に容易に機器が外せるフランジ接合などとする。
→正しい
機器との接続配管は、機器交換時に容易に外せるようフランジ接合などとします。

解説動画

解説動画はまだありません