問題
測光量に関する次の文章の( )内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。
光度は、単位立体角当たりから放出される( ア )である。光度の単位は、通常、( イ )と表される。さらに、光度を観測方向から見た、見かけの面積で割った値が( ウ )である。
ア | イ | ウ | |
1. | 光束 | cd | 輝度 |
2. | 光束 | cd | 光束発散度 |
3. | 照度 | lm | 光束発散度 |
4. | 照度 | lm | 輝度 |
5. | 照度 | cd | 輝度 |
回答と解説動画
正解は(1)
正解:1.光束 cd 輝度 →正しい
- ア:光束
光度は、「ある方向に対してどれだけの光束(=光の量)が集中しているか」を示す指標です。つまり「単位立体角あたりの光束」です。 - イ:cd(カンデラ)
光度の単位は「cd(カンデラ)」です。国際単位系(SI)でも採用されている基本単位の一つです。 - ウ:輝度
輝度は、「ある方向から見た光度を、その面積で割ったもの」です。見た目の明るさを決める量で、単位はcd/m²です。
以下、他の選択肢を検討しながら理解を深めておきましょう。
- 光束(こうそく)
- 光源から放射される光のエネルギーの量
- 単位:ルーメン(lm)
- 光度(こうど)
- 単位立体角当たりから放出される光束
- 単位:カンデラ(cd)
- 輝度(きど)
- 観測方向から見た見かけの面積当たりの光度
- 単位:カンデラ毎平方メートル(cd/m²)
- 照度(しょうど)
- 単位面積当たりに入射する光束
- 単位:ルクス(lx)
- lm/m²で表すこともできる。
- 光束発散度
- 面光源から発散される光束の「面積あたりの密度」
- 単位:lm/m²
- 照度と混同しやすいが、こちらは発光面からの放射に使う
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